FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の第7戦の舞台として、スペインのナバラで今週末にレースが開催される。ピレリ(Pirelli)は今回のイベントメインスポンサーを務める。ピレリ(Pirelli)は市販車最速のレースであるFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に引き続き投資を続け、WSBKをブランドの認知、開発のプラットフォームと位置づけている。
ピレリ(Pirelli)FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)2021 ナバラ戦 プレビュー
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ナバラ・サーキットは、ナバラ地方のロス・アルコスの近くにあるサーキットで、2010年6月19日にオープン。3,933mのトラックは15のコーナーがあり、内訳は右コーナーが9、左コーナーが6だ。高速のセクター1は左右いずれも高速コーナーが存在。またセクター1の路面は少し荒れているため、タイヤにとっては試練の箇所だ。

タイヤはここで安定性とフィーリングをライダーに提供することが必要になる。後半のセクターになると性格が変わり、1速、2速の低速のヘアピンが存在。ライダー達にとってはタイトターンが続くため、タイヤの旋回性が重要になる。
ピレリ(Pirelli)FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)2021 ナバラ戦 プレビュー
今回ピレリ(Pirelli)は3,347本のタイヤを持ち込んでいる。タイヤの種類に関してはフロントが4種類、リアが3種類となる。フロントのオプションはスタンダードレンジのミディアムコンパウンドSC2、ソフトコンパウンドSC1だ。これらに加えて2種類のデベロップメントソリューションが加わる。

1つ目はデベロップメントSC1、A0721スペックで、アッセンで登場し多くのライダーから高い評価を得たタイヤだ。このソリューションはスタンダードタイヤと同じ構造を持ちながら柔らかいコンパウンドを使用している。そのため高いグリップが特徴だ。2つ目のソリューションはデベロップメントSC1、A0508で、ミサノからの前回ラウンドで使用されてきた。
ピレリ(Pirelli)FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)2021 ナバラ戦 プレビュー
リアのオプションに関しては2種類のスタンダード、1種類のデベロップメントソリューションが提供される。スタンダードタイヤはソフトなSCXコンパウンド、ソフトのSC0コンパウンドだ。これらに加えて、デベロップメントソリューションであるSCXA0557が使用可能だ。このタイヤはミサノで登場し、レース2ではすべてのライダーを選択している。
ピレリ(Pirelli)FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)2021 ナバラ戦 プレビュー
悪天候の場合に使用出来るタイヤとして、ピレリ(Pirelli)はレインタイヤを持ち込んでいる。ナバラではインターミディエイトタイヤも使用可能となる。

WorldSSPクラスでは5つのスリックタイヤを選択可能だ。 そのうちフロントが2種類、リアが3種類となる。フロントに関してはスタンダードSC1と、スタンダードSC2が利用可能だ。リアはスタンダードタイヤとして、スーパーソフトSCX、ソフトSC0、ミディアムSC1を使用出来る。

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)