11月5日から開催予定だった鈴鹿8耐の中止が正式に決定した。これは日本でコロナ拡大が止まらず、海外関係者を始めとするヒトの移動が出来ない状況を受けての決定となる。世界耐久選手権(EWC)の1戦でもある鈴鹿8耐がなくなったことで、10月9日にチェコのモスト・サーキットにおいてモスト8時間耐久が開催される。モスト8時間耐久は世界耐久選手権(EWC)最終戦となることから、ポイントは150%ボーナスとなり、各クラスの優勝チームは45ポイントを獲得することが出来る。[adchord]
田中薫(株式会社モビリティランド代表取締役社長)
「”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、2年ぶりの開催を目指して準備を進めてまいりましたが、やむなく中止の決断をいたしました。
我々にとって、とても大切なレースである鈴鹿8耐が2年連続で中止という、極めて悔しい決断となりましたが、ファンの皆様、関係者の皆様のためにも、2022年の鈴鹿8耐が、より一層魅力あるものとなるよう準備を進めてまいります。」
FIM会長 ホルヘ・ビエガス
「残念ながら恐れていたことが起きてしまいました。オリンピック開催後にコロナ感染者が増加していることを受けて、日本政府はモビリティランドの多大な努力にも関わらず、鈴鹿8耐に対して開催の許可を出しませんでした。しかし私は鈴鹿8耐がこれまで以上強力に将来に復活すると確信しています。MFJ、モビリティランド、ユーロスポーツイベントと共に鈴鹿8耐に挑みたいと思います。イベント数を維持するために、プランBを実行し、チェコにおいてモスト8時間耐久を開催します。2年前にスロヴァキア、マレーシア同様に、車、バイクの耐久レースが同時開催される形になるでしょう。」
ユーロスポーツイベント フランコイス・リベイロ
「地元当局の決定によって鈴鹿8耐が開催出来ないことが残念です。モビリティランド、チーム、ファン、スポンサー、放送会社の落胆を実感しています。11月初旬に誰もが鈴鹿8耐で、最終戦を迎えたいと思っていました。ボルドールの後にヨーロッパに残り、最終戦に望むことになります。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of suzuki-racing)