ホンダのアルベルト・プーチは怪我から復帰したマルク・マルケスについて、アラゴンに関しても万全の体調ではなかったとは言え、最後までフランチェスコ・バニャイアと優勝争いを演じたこと、怪我からの復帰後に恐怖心がないことを評価した。また常日頃からマルクに合わせて開発をしているわけではないと語っているが、今回の発言からも、マルク・マルケスこそがホンダにとって最も重要なライダーであることが伺える。[adchord]アラゴンGP 予選4位マルク・マルケス「23周を全力走行出来る体力はない」[adchord]

マルクは世界一のライダー

アルベルト・プーチ

「ホンダのフィロソフィーとしては今までと変わりません。そもそもマルクは1年半肩の痛みを抱えているわけですしね。マルクは他のライダーとは異なります。彼はホンダライダーとして最高の存在であるだけでなく、世界一のライダーなんです。

2024年まで彼とは契約を結んでいます。ですからホンダは彼が望むバイクを提供することに全力を注ぎます。もちろんポル・エスパルガロも重要なライダーですが、マルクはその成績自体でいかに彼がホンダにとって重要なライダーなのかを物語っています。
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マルクは必ず元のレベルに戻ってきます。なぜそう言い切れるかというと、マルクはけして恐れることのないライダーだからです。彼は長期間バイクから離れていましたが、バイクに一度乗ると素晴らしいスピードを走行を初め、高速で転倒しても、さらにスピードを求めていくライダーです。」

「レーシングライダーにおいて恐怖が一番の違いを生むものです。大きな怪我をしたライダーは、恐怖心が消えないとどんどんタイムが落ちていって、そのうちトップレベルで走行出来なくなるものなんですよ。」

(Photo courtesy of michelin)