カタルーニャで今週末開催されるヒュンダイNカタルーニャラウンドは、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のタイトル争いにおいて、重要な争点になる可能性が高い。FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)では現在総合首位のトプラック・ラズガトリオグル、7ポイント差の現チャンピオンであるジョナサン・レイ、スコット・レディングがこれを追う展開が続いている。
カタルーニャ・バルセロナサーキットは、1992年にオリンピック開催に合わせて誕生した。全長は4.627kmで、16のコーナーがあり、そのうち8つが右、6つが左コーナーとなる。ほとんどのコーナーは幅が広く、非常に高速で、ライダー達はストレートでは320km/hに達する。[adchord]
サーキットには様々な起伏があり、バイクやライダーにとってチャレンジングなポイントがいくつもあり、非常にテクニカルなコースと言われている。中でも注目すべきは、スタート・ゴール後のターン1のブレーキングポイントで、ここは非常に長いストレートの終わりにあることから、今年のカレンダーにおいて最も厳しいブレーキングセクションの一つだと言える。
WorldSBKクラスとWorldSSPクラスのソリューション
WorldSBKクラスでは、すべてのライダーが、これまで使用してきたディベロップメントソリューションとスタンダードソリューションの中から、フロント5本、リア5本の合計10本のタイヤを選択することができる。
フロントタイヤは、スタンダード、デベロップメント2種類のスリックタイヤが用意されているスタンダードSC1に加えて、スタンダードSC1よりもソフトなコンパウンドを採用したデベロップメントソリューションSC1 A0721と、ミサノで発表され、アッセン、モスト、ナバラ、マニクールでも使用されたデベロップメントソリューションSC1 A0508仕様が使用可能だ。
リアのスリックタイヤについては、2つの選択肢があり、1つ目は、バルセロナで唯一のスーパーソフトコンパウンドであるA0557仕様のデベロップメントSCX、2つ目はソフトスタンダードのSC0となる。Y0449仕様のスーパーポール・タイヤも用意されており、ティソ・スーパーポール・セッションで予選タイムを出すことを目標にしたタイヤとなっている。
(Source: Pirelli)
(Photo courtesy of Pirelli)