序盤は前に出てレースペースを作り、前後タイヤを温存していこうとする戦略だったと語るミラーだが、ホルヘ・マルティンを抜けなかったことで他の選手に飲み込まれた形だ。最後はマルティンにアタック出来るチャンスも何度かあったものの、無理をせずにレースを終えた印象だった。
来年はさらに良い選手になっていたいとのことだが、ファクトリーライダーたる活躍を見せられないと、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したホルヘ・マルティンにいずれシートを奪われる未来もあり得る。[adchord]
前に出れずリズムが崩れてしまった
3位ジャック・ミラー
「今日は前後タイヤを温存して前半を走行しました。前半にホルヘをパスしてレースをコントロールしたかったんですけど、抜けずでリズムを崩された後はドミノ倒しのように他の選手に抜かれてしまったんです。序盤はスズキが高いグリップと旋回性で前に行かれてしまいましたね。前半は立ち上がりでも特にアグレッシブに走行しないようにしていたんです。」
「いずれにしても今日はなんとしても表彰台で終えたいと思っていました。最後の最終コーナーではライドハイトデバイスを押し忘れてウイリーしてしまい、それでかなりタイムを無駄にしました。」[adchord]
「2022年はDucatiにとって素晴らしい年になるでしょうね。来年は間違いなくペッコが素晴らしい走りをするでしょうし、ホルヘもスピードを発揮するでしょう。来年は今年の内容をしっかりと振り返って、少しでも良いライダーになって戻ってきたいですね。」
(Photo courtesy of michelin)