MotoGP2022アメリカズGP エネア・バスティアニーニが優勝アメリカズGPは路面ドライ、気温26℃、湿度57%、路面37℃のコンディションで行われた。レーススタート時点で抜け出したのはジャック・ミラーとホルヘ・マルティン、そしてDucati、ファビオ・クアルタラロが続いた。

アメリカズGPで無敵の強さを誇るマルク・マルケスはスタートで失敗して最後尾まで順位を落とす。ピットレーンスピードリミッターが働いていた、ローンチコントロールが作動しなかったのかと言われているが、回転数が上がっていかなかった事を考えると、スピードリミッターの可能性がありそうだ。[adchord]

エネア・バスティアニーニがミラー、マルティンの争いに参加する中、残り15周でアレックス・リンスが追い上げを開始。フランチェスコ・バニャイアは前半はタイヤ温存のためかペースが上がらず。

残り12周でフランチェスコ・バニャイアは追い上げを開始するが、ヨハン・ザルコを抜けずにリズムを崩す。対象的にアレックス・リンスはターン11でのブレーキングを強みとしてDucatiを抜いて順位を上げていく。

フロントではエネア・バスティアニーニはジャック・ミラーを抜いて1位に浮上、マルク・マルケスは最後尾から圧倒的なペースで追い上げを続けて6位にまで順位を上げる。

最終的に優勝したのはエネア・バスティアニーニ、最後の最後でアレックス・リンスはジャック・ミラーも交わして2位。ミラーが3位となる。

アレックス・リンス同様に追い上げたジョアン・ミルが4位、フランチェスコ・バニャイアは5位。6位のマルク・マルケスに続いたのはファビオ・クアルタラロだった。8位ポールスタートのホルヘ・マルティン。9位ヨハン・ザルコ、10位にマーべリック・ビニャーレスとなった。

優勝エネア・バスティアニーニ

「最高の1日です。前半はミラーが飛ばしていました。その後はアレックス・リンスのアタックが何度もありましたね。今日はフロントタイヤの温度が上がってしまったんですが、最後は良い形でプッシュ出来ました。この後はハンバーガーを食べたいですね。」

2位アレックス・リンス

「バイクのフィーリングは最高です。皆の温かい応援に感謝します。この表彰台はCOVID-19を始め様々な形で苦しんでいる方に捧げます。セクター1が最高に速かったのでDucatiとの戦いで有利に働きました。最後はジャックとのクリーンなバトルが出来ましたね。」

3位ジャック・ミラー

「良いレースでした。ベストを尽くしましたが、エネア・バスティアニーニに抜かれてしまいました。ミスを何度がしてしまったことが原因ですね。最後はリンス相手にタイヤのグリップが残っていなかったんです。」

アメリカズGP 決勝レース結果

順位 ライダー名 タイム
1位 エネア・バスティアニーニ 41’23.111
2位 アレックス・リンス 41’25.169
3位 ジャック・ミラー 41’25.423
4位 ジョアン・ミル 41’27.086
5位 フランチェスコ・バニャイア 41’29.156
6位 マルク・マルケス 41’29.728
7位 ファビオ・クアルタラロ 41’29.871
8位 ホルヘ・マルティン 41’31.552
9位 ヨハン・ザルコ 41’35.486
10位 マーべリック・ビニャーレス 41’35.753
11位 アレイシ・エスパルガロ 41’36.058
12位 ブラッド・ビンダー 41’36.487
13位 ポル・エスパルガロ 41’41.072
14位 中上 貴晶 41’41.881
15位 アンドレア・ドヴィツィオーゾ 41’52.430
16位 フランコ・モルビデッリ 41’52.240
17位 ルカ・マリーニ 41’52.741
18位 ミゲル・オリヴェイラ 41’55.113
19位 ラウル・フェルナンデス 42’00.173
20位 レミー・ガードナー 42’05.553
21位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ 42’05.998
22位 ダリン・ビンダー 43’05.282