MotoGPライダーにプレッシャーはつきもの
フランチェスコ・バニャイア
「自分のホームはミサノですが、イタリアGPの地であるムジェロでの優勝は格別です。最もタフなトラックと言える場所での優勝ですからね。今回は序盤はやや失敗していたんですが、良いレースが出来ました。昨日の雨の影響かグリップは低くなっていたので、リアタイヤのマネジメントが苦労しましたね。」
「スタートは良かったものの、他のDucatiに挟まれていたのでスロットルを閉じたんです。その影響で色々と他のバイクに抜かれてしまったんですよね。今回はスリップストリームがかなり効くトラックでしたし、スマートに走行することで、マルコを抜いた後はギャップを作ろうとプッシュしました。」
「今回は多くのファンが応援してくれていたので、レース後のクールダウン走行でスタンド前に止めて、ファンにプレゼント出来るものはすべてスタンドに投げ込みました。最初はヘルメットも考えていたんですが、ヘルメットなしで走行するとペナルティーを食らうので止めたんですよ。」[adchord]
「ライバルをオーバーテイクする時は、互いにスピード、ペースの差があると楽ではあります。しかしペースが同じだと細部が重要になります。今日はファビオ・ディ・ジャンアントニオをオーバーテイクするのが難しかったですね。自分はタイヤを温存しようとしていて、彼はプッシュしていたのもありますけど。」
「この仕事をしているとプレッシャーはつきものですしミスもします。しかしそういった中でも楽しんでいると再び挑戦していくことが出来るんです。自分は予選失敗で頭に来ていましたけど、今週末は本当に楽しんで走行出来ていたんです。それが大きいですね。」
「タイヤチョイスは非常に悩みました。FP2でミディアムで走行、FP4ではハードを試して良いタイムを記録しました。決勝ではグリッドで寒いと感じたんですが、今までの選択であったハードで行こうと思うとミシュランのテックに伝えたところ、ミディアムを進められたのでミディアムを使用しました。ミディアムはタイヤのサポートが弱く感じたんですが、エッジグリップは素晴らしかったと思います。」
(Photo courtesy of michelin)