カタルーニャGP予選 4位ヨハン・ザルコ「しっかりとレースを組み立てて走ることが重要」ヨーロッパラウンドに入ってから結果を積み重ねているヨハン・ザルコ。残るは優勝、そしてバックフリップを見せてほしいところだが、今週末が雨のレースになれば可能性は大いにあると語る。Pramacとの契約更新はほぼ確定と言われているが、ファクトリーチームで走るザルコも見てみたいところだ。[adchord]

Ducatiとは最高の関係にある

ヨハン・ザルコ

「ファビオ・クアルタラロはディフェンディングチャンピオンとして今年戦っていて、周囲が優勝を期待する中で優勝を重ねています。こうした形でチャンピオンシップをコントロールしているのは素直に凄いと思います。」

「カタルーニャ、ザクセンリンクのようにタイヤ温度が高く、コントロールが難しい状況でも素晴らしいライディングをしていました。それに序盤から終盤までハイペースすることは、他のライダーには難しいことです。自分は2021年のようなシーズンをスタートすることが出来ず、2022年型のバイクで苦戦をしてきました。しかし最近になって特性がわかってきているので、結果が出ていると思います。」

「今週がトリッキーな天候だと助けになると思います。フィジカル面でもパワーをセーブすることが出来ますから、優勝に近づけるのではと思います。FP2、FP3が雨が振りそうですが、そうであればFP1でQ2を狙ってプッシュをすることが出来るでしょう。ダイレクトにQ2に進出すること、予選で1列目を獲得することが優勝、表彰台への近道となります。Ducatiの新しいフェアリングは高速コーナー、シケインで役に立つはずです。昨年よりも競争力を発揮出来ると思いますね。」[adchord]

「Pramacと契約更新が決まっているわけではありませんが、Ducatiとは最高の関係ですね。Ducatiとしてはペッコのチームメイトを誰にするか悩んでいるようですが、パオロ・チャバッティ、ジジ・ダッリーニャと冗談を言っていたのは、もし彼らがイタリア人とスペイン人ライダーで悩んでいるのなら、フランス人(ザルコ自身)にしてみては?と提案してみたんですよ(笑)ただ多くのことを考える必要があるのは理解しています。」

「Pramacと自分の関係性も非常にいいですからね。サテライトチームとしてもファクトリーバイクを使用してしっかり結果を残していますから、独自のスポンサーを獲得も出来るわけです。速いライダーがサテライトチームからいなくなると、チーム自身も新たなスポンサーを探さないといけなくなる状況もありますからね。こういった意味でもPramacに残ることは意味があると思いますが、これから結果を残して優勝など出来ればファクトリーチームで走るのも素晴らしいことだと思います。」

(Photo courtesy of pramac racing)