カワサキ・レーシング・チームのジョナサン・レイとアレックス・ロウズは今週末にイギリスのドニントンパークで開催となるFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦に出場する。
KRTはジョナサン・レイ、アレックス・ロウズの2人のイギリス人ライダーを要することで、ドニントンパークはいわばホームレースとなる。今週末のドニントンパークは平均より暑い日が続くようで、マシンセットアップ、タイヤ選択には重要な要素となる。
ジョナサン・レイは過去6回の優勝を入れて13回表彰台を獲得しており、サーキットに関する経験値は多い。現在はシーズン3分の1経過したところで5勝。ランキングはアルヴァロ・バウティスタに続いて2位だ。
アレックス・ロウズは生まれ故郷のリンカンシャーからイーストミッドランドに引っ越しているため、彼自身にとっては文字通りホームグラウンドでのレースとなる。2人は6月下旬にアラゴンでテストを行っているほか、日本でも鈴鹿8耐に向けたテストを最近行っている。[adchord]
ジョナサン・レイ
「今回はホームレースということで多くの友人や家族が応援に来てくれるでしょう。BSB時代から応援してくれているファンの顔を見るのも嬉しいです。去年よりもパドックが開放的になっていますから、ホームレースの雰囲気を楽しみたいと思っています。」
「レースは久しぶりですが、バイクには乗っています。アラゴンでのテスト、鈴鹿8耐に向けた準備などバイクに乗る機会はかなりある状況でした。ドニントンパークは大好きなトラックですから、最初の周回が楽しみですね。」
「ドニントンパークは2つに別れたコースと言え、高速で流れるようなトラック、そして後半はストップ&ゴー型のサーキットになっています。 ZX-10RRはドニントンで何度も共に優勝していますから、夏休み明けのシーズンのスタートにはふさわしい場所でしょう。目標は優勝することですね。」
アレックス・ロウズ
「ドニントンはイギリスのファンの前でレースができる唯一の機会なので、今週末は本当に楽しみです。観客も多そうですし、天気もいいですね。典型的なイギリスの天気なので、本当に暑くなりそうです。」
「ドニントンは大好きなサーキットで、自分もカワサキも好成績を残しています。今シーズンの初表彰台を目指すには絶好の場所でしょう。今はサーキットの近くに住んでいますし、楽しみながら走れるでしょうね。」
「良い方向性で作業も進んでいて、早く走行を始めたいと思います。ホームファンの前で楽しい週末になるでしょうし、表彰台に上れるように全力を尽くします。」
(Photo courtesy of KRT)