スーパーポールレースではトプラック・ラズガットリオグルに抑え込まれたアルヴァロ・バウティスタ。レース2は序盤にタイヤを温存しているトプラックを見て、彼にレース戦略を乱すために前に出たと語る。結果的にアルヴァロ・バウティスタの戦略が功を奏し、トプラックは終盤にタイヤのグリップに問題を抱える展開となった。今回はDucatiのストレートスピードも話題となったが、バイクを改善すべきはヤマハとカワサキだと語る。[adchord]
自分についてくる選手のタイヤ摩耗を狙った
アルヴァロ・バウティスタ
「昨日のレースよりも強い走りが出来ると感じていましたが、トプラックはさらに引き出しがあると感じていました。レース2ではジョニーがリード、トプラックが2位で走行しており、自分はそれを観察していました。」
「トプラックは2位でタイヤを温存してリラックスして走行していて、これでは彼のペースになってしまうと感じて、トップに出ました。ペースを上げて走行し、自分のペースについてくる選手のタイヤを摩耗を狙ったんです。結果的にこれが成功して、終盤にトプラックが何度もオーバーテイクを狙ってきましたけど、うまく防衛することが出来ました。」
「バイクの戦闘力に助けられていると言われることもありますが、最終的にはライダー、バイク、電子制御のパッケージが重要です。MotoGPではデスモセディチで多くのライダーが優勝していますが、WSBKでDucatiで優勝を重ねているのは自分だけです。また、Ducatiは他のバイクよりも250回転、回転数を失っていますが、バイクを改善すべきはヤマハとカワサキでしょう。」
「自分達のバイクに関しては加速の際に安定感が低いので、加速時の安定感をもう少し上げることが出来ると、全体的なパフォーマンスが更に改善されると思いますね。このあたりに関してはジジ・ダッリーニャともすでに話をしています。」
(Photo courtesy of Ducati)