昨年時点でグリッド上で最高のバイクとの評価があるGP22で参戦するマルコ・ベッツェッキは、ルカ・マリーニと共に開幕戦から高い戦闘力を発揮することが期待されていたが、まさに期待どおりと言える走りで快走。フランチェスコ・バニャイア、マーべリック・ビニャーレスを追うことで4位争いの集団から抜け出して、見事3位でレースを終えた。[adchord]

マーべリックを追ったことで集団から抜け出せた

マルコ・ベッツェッキ

「表彰台はいつだって嬉しいですが、予想外でした。このトラックではMoto2、MotoGPでもスピードを発揮出来ていませんでしたからね。レースは素晴らしい内容でしたし、ジャック・ミラーをオーバーテイクしたことが表彰台獲得のカギだったように思います。」

「そこからリズムを作って走行出来ましたし、後方のグループと差をつけて走行することが出来ました。マーべリックを捉えようとしていましたが、彼のほうが後半スピードがあったので難しかったですね。とは言え、彼を追いかけたことで集団から抜け出すことが出来たと思います。」[adchord]

「マルクのブレーキングしていた姿は後ろからは詳細に見えませんでしたが、彼のバイクが激しく蛇行しながらブレーキングしているのが見えました。あのコーナーは本当にクソッタレなんですよね。ブレーキングを4〜5mミスするともう止まることは出来ません。こうしたことが起きるのは残念ですが、仕方がない部分もあると思います。」

「GP22はGP21と異なり本当に乗りやすいですね。特にブレーキングでの安定感があります。まだバイクに合わせて改善が必要ですし、限界を理解する必要があります。現時点では非常に良い形でライディング出来ていますし、ペッコは素晴らしいバイクを作ってくれたと思います。」

(Photo courtesy of michelin)