日曜日に強さを発揮するライダー、後半の追い上げが素晴らしいライダーとして知られるブラッド・ビンダーだが、今週末はスタート位置が良い場合はどのようなレースが出来るかを証明したとも言えるレースとなった。特に目立ったのはスタートからのローンチの良さで、今後も安定して予選上位を獲得出来るとしたら、驚異的なスタート加速の良さは大きな武器になるだろう。

優勝争いを続けていきたい

ブラッド・ビンダー

「金曜日の時点でQ1から走行する必要がありましたが、その時に決勝レースで2位を獲得出来ると言われていたら飛びついていたでしょう。チームの作業は本当に素晴らしいものでした。今週末はバイクのフィーリングが本当に最高でした。残り5周で大きなミスをしてしまったことでギャップが開いてしまったと感じています。ペッコとバトルをする中で最終ラップに最速タイムを記録することが出来ました。」

「今日は最後にアタックをかけて良かったですし、アタックしていなければ気分良く眠ることも出来ませんでした。KTMにとって素晴らしい1日になりましたし、引き続き表彰台獲得、優勝争いを続けていきたいですね。歴史に残るオーバーテイクが繰り広げられた最終コーナーですが、ペッコとの差が大きくトライすることは出来ませんでした。終盤の差はペッコのほうがエッジグリップがあったことです。自分ももう少しタイヤを後半まで温存していくべきでしたね。」

(Photo courtesy of michelin)