初めてKTMでのフロントロー、スプリントレース、決勝レースでの表彰台獲得となったジャック・ミラー。KTMはミラー移籍前の評価はけして良くなかったが、ビンダーと共に結果を出した。ペッコとの接触については、ペナルティーが今後も一貫して同様に出るのであればフェアなのではないかと語った。
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チャンスをくれたKTMに感謝したい

ジャック・ミラー

「今日のレースはライバル達も素晴らしいライディングでした。レースの中ではタイヤのマネジメントが重要でした。ブラッド・ビンダーもこれだけ長い周回数をトップでリードしていました。ペッコも自分と接触もありましたが、その中で力強いレースを展開していました。ダニもFP1をトップタイムで走行するなどスピードを発揮しましたよね。」

「ペッコと接触した時に自分はレーシングラインを走行していました。ペッコはあのブレーキングでフロントがロックしたと言っていましたし、あのスピードで彼の行き場はイン側以外になかったのは事実です。彼が転倒して巻き添えを食らうような事態にならなくてラッキーでした。あのコーナーはドヴィとロレンソの接触も起きているコーナーですしね。」

「あの時点では怒りを表に出しましたけど、レースをしてるわけですから接触はあります。その後マルティンに抜かれましたが自分のほうがペースがありましたからペッコに再度追いつくことが出来ました。ペッコに対してのペナルティーを出すのは構いませんが、今後も同様の接触があった場合にコンスタントに出さないと意味がないでしょう。」

「多くの人間がバイクについて色々と文句を言うことがあります。でも文句があるなら飛び出せばいいと思うんです。自分は前の環境で快適に走ることができなくなっていたので新しいチャレンジをしました。自分自身と周りにいる人々を信じて行動をしたわけです。こうした努力の結果が実ると気分は最高ですよね。」

「何よりもこのチャンスをくれたKTMに感謝していますし、周りで支えてくれている皆にも感謝しています。多くのライダーが過去にKTMのバイクは駄目だと批判していましたが、そんなことは全くありませんよ。ここまで早く表彰台を獲得出来るとは自分も思っていませんでしたけどね。」

(Photo courtesy of michelin)