アレックス・ロウズは2020年にKRTに移籍、カワサキに乗り換え直後に表彰台を獲得するなど活躍し、その後も表彰台を獲得してきた。2024年に向けての動向が注目されていたが、2024年も引き続きKRTと契約、カワサキからFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦することになった。[adchord]

アレックス・ロウズ

「2024年もKRTからFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦出来ることが嬉しいです。ZX-10RRで最高の結果を残したいというモチベーションは、かつてないほど高まっています。今はホームレースとなるドニントンから残りのシーズンを集中していくことが最大の目標です。今後もカワサキでレースが出来ることが確定したことが嬉しいですし、引き続きレースを楽しんでいきたいと思います。」

KRTチームマネージャー ギム・ローダ

「アレックスに2024年のプロジェクトに継続して参加してもらうことが確定したことで、求めていた安定を得ることが出来ました。問題はKRTがアレックスを続投させるかではなく、アレックス・ロウズ自身が現在のレギュレーションの状況、カワサキの現在のパフォーマンスを理解した上で、KRTと契約を継続する意思があるかどうかでした。」

「正直なところ、レギュレーションが変わらない限りチャンピオンシップ優勝が可能なパッケージの提供は出来ません。これは多くの賢明なレースファンはお気づきのことでしょう。現在のパッケージから最高のパフォーマンスを発揮するためには、経験を利用すること、そしてライダー達の勇敢なライディングが必要です。」

「アレックスは現在の状況で我々が最高のパフォーマンスを発揮するため、小さな可能性の窓の中で仕事をするための必要なスピードに達する力があると思います。アレックスが常にベストを尽くしていることを疑う人はいませんし、彼の努力には大きな敬意を払っています。」

「パドックの中で何名かが指摘していましたが、我々には若いライダーにライディングを教える時間はありません。今は安定したベースの中でハードワークを続けて、不確定要素を排除しマシンを向上させ、真のチームでの仕事をすることが重要です。」

「アレックスとジョニーは互いにライバルでありますが、共にプロフェッショナルとしてうまく連携しています。互いに尊敬していますし、バイクから110%の力を引き出す方法を知っています。多くの作業を行う必要がありますが、ベストなライダーを2人選択し、プロジェクトに落ち着きを取り戻し、可能な限りハードにうまく仕事をしていきたいと思います。」[adchord]

カワサキモータースヨーロッパ レース・プランニング・マネージャー スティーブ・ガットリッジ

「アレックスにとっても、カワサキにとっても素晴らしいニュースです。彼がNinja ZX-10RRのレースパッケージの開発に引き続き携わってくれることを嬉しく思います。ジョニー、KRTと共に、関係者全員にとってエキサイティングな次のステップとなるでしょう。」

「アレックスはレースウィナーであることが証明されていますし、我々も彼と同様に2023年の残りシーズン、そして2024年に表彰台に立つ姿を見たいと思っています。世界中のファンと共に、彼のレースキャリアにおいての次の成功を祈っています。」

(Photo courtesy of KRT)