レプソル・ホンダのアルベルト・プーチは、シーズン前半を振り返って厳しい状況の中でバイクの開発を続けるも、解決には至っていないと語った。マルクの怪我による長期離脱、その中で開発されてきたバイクで、年齢、怪我の影響もあってか、今までのライディングが出来なくなっているマルケス、そしてそのバイクを乗りこなすことが出来ないセカンドライダーという構図が続いている。
深掘りして解決策を見つける必要がある
アルベルト・プーチ
「シーズン前半は非常に厳しかったと言えます。正直なところバイクを必要なレベルに到達させて走ることが一度も出来ませんでした。バイクのパフォーマンスが不十分ですからライダー達は結果を残すことが出来ませんでした。さらに深掘りをして解決策を見つける必要があります。」
「マルク・マルケスも現時点でベストと言えるコンディションではありません。ドイツでは何度も転倒をしていることから体に大きな負担がかかっています。マルクもバイクのパフォーマンスが彼が求めるレベルのものではないことを理解しています。しかし彼はチャンピオンですから、恐れずにプッシュを続けているんです。マルクは現状を諦めてはいませんし、受け入れてもいません。マルクが現在満足していないことはホンダも重々理解しています。」
「ジョアン・ミルに関しては非常に苦戦していますね。彼はバイクにまるで慣れることが出来ないままにシーズンを過ごしていますが、これは彼の能力の問題ではなく、バイクが十分な戦闘力がないことが原因です。彼が夏休み明けに帰ってきた時にどの程度のフィーリングで走行出来るか気になっています。夏休み明けに急激に状況が良くなるとは思っていません。いきなりポールポジションが獲得出来るような状況にはなりませんからね。」
(Photo courtesy of HRC)