ムーニーVR46レーシング・チームのマルコ・ベッツェッキは2024年もVR46から参戦することが決定した。現在ランキング3位につけるマルコ・ベッツェッキは、今シーズン2勝、3回の表彰台を獲得しており、Ducatiライダーとして将来を希望されている選手だ。

来年は最新型のファクトリーバイクでの参戦が妥当とされ、それを実現するためにPramacに移籍する可能性が語られてきた。しかし、マルコ・ベッツェッキ自身もVR46への残留を希望していると思える発言を過去にしており、チームオーナーのバレンティーノ・ロッシもマルコ・ベッツェッキにチームに残るように話していたという。下位クラスからも合わせるとマルコ・ベッツェッキはこれで5年連続でチームのライダーとなることが決定した。

バレのチームで走ることは自分にとっての誇り

マルコ・ベッツェッキ

「2024年もムーニーVR46レーシング・チームでMotoGPに参戦することが確定して、本当に嬉しいです。このチームは、これまで、そしてこれからの自分のキャリアにとって非常に重要なチームです。2020年からMoto2に参戦し、2022年にはMotoGPに参戦していますが、Ducatiのサポートを受けながら、この体制を変えずに成長し続けることは、自分にとって最も自然な選択なんです。」[adchord]

「2024年には多くの期待を持っていますが、今は今シーズンに集中したいです。今はチャンピオンシップで表彰台を争い、ルカとともにチームタイトルの可能性があります。これらの目標を達成するために、チームの全員がこれまで以上に全力を尽くしてくれると確信しています。バレ、ウッチョ、パブロ、VR46ライダーズアカデミー、今回の契約更新を可能にしてくれたすべての人たちに感謝している。バレンティーノのチームに残ることは、自分にとって大きなモチベーションであり、誇りでもあるんです。」

アレッシオ・サルッチ

「マルコとの契約更新は本当に満足です。Moto2からの長い成長過程を通じて共に成長してきたからだけでなく、このワーキンググループ全体、そしてサポートしてくれているすべてのパートナー、そしてバレを応援してくれているファンのためにも重要な出来事です。」

「チームの経営陣、バレ、パブロと協力してくれたすべての人たちに感謝しなければなりません。これはマルコがこのファミリーに留まることがどれほど大きな意味を持つか知っているからです。今シーズンすでに大きな目標を達成することができたのと同じく、チームはDucatiと共に、彼にあらゆるリソースを提供し、コミットします。」

パブロ・ニエト

「チームマネージャーとして、1年の大半を家族と離れて過ごすチームのためにも、どんなライダーと仕事をするのかは、常に考慮すべき重要な要素です。ですから、マルコとの契約をもう1年延長することに全力を尽くしました。マルコは、2022年にMotoGPクラスにデビューして以来、あらゆる面で感銘を与えてきたライダーです。この契約締結は、バレ、ウッチョ、Ducati、そして全力でサポートしてくれるパートナー達など、チームで働くすべての人々と共有できる大きな誇りです。2024年のことを考える前に、今シーズン達成しなければならない2つの重要な目標を目指していきます。」[adchord]

(Photo courtesy of michelin)