カタルーニャGPではフランチェスコ・バニャイアと接触してしまったブラッド・ビンダーだが、彼の操縦もあってか奇跡的にペッコに大きな怪我はない状態だ。接触の状況としては目の前が見えない中、一瞬見えたペッコを可能な限り避けたという。ブラッド・ビンダーのレース自体はマシントラブルで終わってしまったが、ペッコの無事を確認できたことが何よりも嬉しいと語った。
前は見えていなかった
ブラッド・ビンダー
「リスタートの時点でフロントタイヤは残っていなくてハードフロントを使用せざるを得ませんでした。最初の2周は注意深く走行する必要がありました。残念ながらテクニカルイシューがあってリタイアとなってしまいましたけどね。重要なことはペッコが無事だったことですね。メディカルセンターに彼の様子を見に行きましたが、彼が無事なようで安心しました。」[adchord]
「少なくとも彼が五体満足で大きな怪我もなくて本当にホッとしました。あらゆるライダーにとって、他のライダーに接触するというのは悪夢でしかありませんから。本当に嬉しいです。」
「自分はマーべリックとミゲルに挟まれる位置にいたので、前は全く見えていませんでした。ターン2でバイクを起こした時には目の前にバイクとペッコが転がっていたんです。ペッコのバイクにも接触しましたが、可能な限りペッコを避けようとして脚にヒットした形でした。何かがバイクにスタックしてオイルが吹き出したことで転倒したんです。」
「今日のレースの結果は正直自分にとって重要ではありません。重要なことはペッコが無事であったことで、これが何よりでした。」
Photographer: Rob Gray (Polarity Photo)