カーボンシャーシはすでに好感触だと語っていたブラッド・ビンダーはスプリントレースで2位。明らかに今までよりも速さのレベルが一段上がったと思える走りだった。序盤はチームメイトのジャック・ミラーをダウンヒルストレート、90度コーナーで抜いたわけだが、あのオーバーテイクが表彰台獲得に大きな意味を持っていたのは本人の言葉通りだろう。[adchord]
明日はグリップを温存させることが重要
ブラッド・ビンダー
「今日は2位でしたけど、明らかに今までの自分たちよりも強くなっていると思います。ホルヘほどのスピードはありませんでしたが、それ以外の選手達に明らかに大きな差を作ることが出来ていました。レース序盤からプッシュしていきましたし、ペースを維持していきました。グリップが徐々になくなっていくところで、いかにトラクションを維持していくかが重要でした。」
「明日は同様に走りつつも強さを発揮したいと思います。レース戦略はその時々ですが、バイクはいつもどおりスタートが強烈ですし、すぐに多くの選手をパスすることが出来ました。バックストレートでもブレーキングでジャックを抜くことが出来ました。」
「あのオーバーテイクはフルタンクの状況でお互いブレーキングも深く難しかったですが、あの状況でホルヘを追って行く必要がありましたし、今日の表彰台もあのオーバーテイクがあったからでしょう。20周近くのロングランは行っていて、グリップを温存させる必要とあと少しのステップでそれが達成出来そうなこともわかっています。」
(Photo courtesy of michelin)