年間ランキング2位を確保、兄弟で歴史的快挙達成
アレックス・マルケスはマレーシアGPのスプリントレースの結果で年間ランキング2位を確保。長年の努力が実を結び、兄マルクと共に1位・2位の座を手にしたことに喜びを隠せない様子だった。幾多の噂や重圧を乗り越えてきた末の快挙に、家族とグレシーニへの深い感謝を語ったアレックスは、「今日は優勝を狙っていた」としつつも、マシンへの不安やスタートの課題を抱えながらも強気の走りを見せた。兄からの励ましの言葉も支えとなり、残り3戦を全力で楽しみたいと語る。

兄とのワンツー達成に喜びと感謝
「この結果は本当に嬉しいですね。簡単ではありませんでした。兄弟でランキング1位、2位になれたのは最高です。10年間戦ってきてこの結果は嬉しいですし、家族、そしてグレシーニに感謝をしたいと思います。常に作業を続けてきましたが、兄弟に関して色々な間違った噂を流す人もいましたが、ここまで辿り着きました。残りの3レースは楽しんでいきます。」
スプリントレースは過酷、「明日は祝福のレースに」
「スプリントですが本当に長く感じました。残り4周のライディングはめちゃくちゃでした。とにかく今日はこの結果を楽しみたいですし、明日はしっかりとレースを走ってこのランキング2位を祝福したいと思います。」
兄マルクの助言が精神的支えに
「日本でマルクに自分に多くのプレッシャーをかけないほうがいいと言われました。マルクは確かにグレシーニでランキング3位、自分は2位です。”アレックスのほうが良いシーズンを送っているんだから”と言われて気が楽になりました。 兄と共に今年の結果は早く祝福したいと思います。」
優勝への意欲と課題、明日も攻めの姿勢で
「今日は優勝を狙っていました。バイクにも少し疑問が残る状態でした。最後は少しワイドになってしまったりもしました。明日も今日のようにプッシュしていきますが、スタートを改善したいと思っています。可能であれば表彰台を狙っていきます。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。