マレーシアGP スプリントレース7位 フェルミン・アルデゲル「チームと共に自分達の可能性を信じて進んできた」MotoGP2025

ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に歓喜

フェルミン・アルデゲルは、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得という今季最大の目標を達成し、歓喜の言葉を述べた。開幕当初は出遅れを感じながらも、チームとともに自らの可能性を信じて歩みを止めることはなかった。マレーシアGPではスタートで苦戦しつつも、ジョアン・ミルとの激しい攻防を乗り越え、落ち着いたペースでレースを展開。タイヤ空気圧のセンサー不良というトラブルにも見舞われたが、それでも3位での完走を果たしたシーズン終盤の走りは、学びと成長を象徴する集大成だった。なお、空気圧違反のペナルティーで8秒が加算され、最終順位は7位となった。

今季を振り返り関係者への感謝を述べる

「ルーキー・オブ・ザ・イヤーは嬉しいですね。今年の目標としていたものでした。オーストラリアもそうですが今日もこうしたことは意識していませんでした。素晴らしいシーズンを過ごしてきたと思いますし、すべての関係者に感謝を伝えたいと思います。」

苦戦を乗り越えた成長の軌跡

「このクラスにデビューしてから多くを学習してきました。自分よりも今までのルーキーは良いスタートをしていましたし、トップライダーに接近できませんでした。しかしチームと共に自分たちの可能性を疑わず進んできました。これ以上ないほどに努力をしてきましたが、多くを学習したと思います。」

スタートの課題とレース中の冷静な判断

「今日は良いスタートではありませんでしたし、序盤はジョアン・ミルとのバトルがあって、彼は新品タイヤでスピードがありました。ミスをしないように気をつけていましたし、ペドロを抜いた後は自分のペースで走行をすることを気をつけました。」

センサー不良にも冷静に対処

「タイヤ空気圧に関してはレース中に警告が出ていることがわかりました。どうやらセンサーが故障していたようでした。他のライダー達に接近して空気圧を上げようと努力もしたんですが、センサーがおかしい状況は変わりませんでした。問題をしっかりと解決したいと思いますが、3位で完走した事実は変わりません。」