もっと早い段階でMotoGPクラス初優勝を獲得するだろうと期待されていたヨハン・ザルコが、遂にMotoGPクラスで優勝を達成した。決勝レースは終盤までマルティントップのままとなったが、ザルコは終盤にタイヤが完全に摩耗したマルティンを交わし、後続を抑えての優勝となった。

ヨハン・ザルコ

タイでも同様に素晴らしいパフォーマンスを発揮したい


「金曜の午前中はスピードがあったものの、その後苦戦していたので嬉しい結果です。優勝出来るとは思っていなくて、マルティンの予選スピードを見ていましたし、レースの中でもホルヘが消えていったので、表彰台を争う形になるなと思っていたんです。最後の最後に優勝出来るチャンスが巡ってきてものにすることが出来ました。」

「今まで優勝出来ずにずっと来ていたので、優勝することは出来ないかもしれないし、MotoGPクラスで優勝するということは非常に難しいだろうと思っていました。しかし、土曜日はすべて完璧な形で組み合わさって優勝が可能になったんです。優勝したことで、今までの心理的なバリアが取り払われて、もっと優勝を狙っていこうと思えるようになりました。」

「捉え方が変わったことで、タイではどのようにレースが出来るか、どのようにバイクを操れるか楽しみです。今のままで競争力を発揮出来ることはわかっていますが、自分自身が良いレースが出来るとわかっているというのは、本当に大きな事です。タイでは同様に素晴らしいパフォーマンスを発揮したいです。」

(Photo courtesy of michelin)