フランチェスコ・バニャイアはスプリントレースでホルヘ・マルティンに差を詰められたものの、決勝レースではホルヘ・マルティンが苦戦する中で2位を獲得。最終戦を目前に21ポイントの差をつけてカタールを後にした。バレンシアのスプリントレースの結果次第ではチャンピオンシップ優勝が決まる形になるが、昨年よりもプレッシャーをコントロール出来ていると語る。

バレンシアには余裕をもって挑める

フランチェスコ・バニャイア

「20ポイントを獲得出来たのは本当に嬉しいですが、結果には満足していません。今日は優勝を狙っていましたから。過去もあったミスをしてしまったのが敗因になります。」

「MotoGPにおいてスリップストリームに入るとコントロールが難しいのは良くあることですが、ここまでコントロールに影響が出るとは思っていませんでした。ただ、いずれにしても素晴らしいペースを発揮出来ましたし、このペースがあったからこそ2位で完走出来たと言えるでしょう。」

「今日はホルヘ・マルティンがスタートを失敗して、自分は対象的にスタートは悪くない状況でした。今までの3連戦レースと異なり、バレンシアには大きなマージンと余裕を持って到着することになるでしょう。」

「ファビオ・ディ・ジャンアントニオにターン1のブレーキングで衝突することを覚悟していましたし、あそこで衝突があれば最悪の自体になっていたでしょう。しかしなんとかバイクをスライドさせたことで止まることが出来ました。その後の2周については怖くなってしまい、なんとか完走をしたという形です。」

「ファビオ・ディ・ジャンアントニオがマッピング8の指示をもらっていたのは知りませんでした。過去のマッピング8と同様の指示であれば自分にとって最高だったんですけどね(笑) 今日は自分もベストを尽くしていましたが、彼のほうがペースは明らかに速かったですね。」

「今日の目標は優勝をすることでしたけど、それは大きなリスクを伴うことでした。今回はしっかりポイントを獲得することが何よりも重要だったんです。」

「昨年はより大きなプレッシャーを感じていましたが、今年はプレッシャーをしっかりとコントロール出来ています。ホルヘは間違いなくアタックしてくるでしょうが、落ち着いて最終戦に挑めると思います。」

(Photo courtesy of michelin)