マルク・マルケスは得意とするCOTAでレースをリードしたと思ったその瞬間に転倒してレースリタイアとなった。問題としては、マルク・マルケス自身語っているようにブレーキングを行う時点で、ブレーキパッドがキャリパー内でディスクから離れた位置にあり、レバーを握った時点でブレーキが効かなかったという事のようだ。
通常はフロントの激しいチャタリングの発生などにより、パッドがキャリパー内で左右に押し付けられてしまうことで発生する問題だが、この問題がなければ優勝していたライダーはマルクだったかもしれない。
戦闘力があったことはポジティブ
マルク・マルケス
「今日ポジティブだった点は競争力がありレースをリード出来たことです。しかしレース中は常にフロントブレーキの課題を感じていました。ブレーキング中に問題が発生して転倒してしまったんです。」
「問題は最初のアクションでパッドがブレーキ出来る位置になかったんことです。2度目のブレーキングを行った際には手遅れでした。しかし転倒の理由がわかっているのは良いことです。」
「スタートも良かったです。ターン1ではエネアがかなりアグレッシブで彼と一緒にアウト側に押し出されてしまいました。しかしその後オーバーテイクを繰り返して、ミスをして後退、再びオーバーテイクをしてレースをリード出来ました。」
「ようやく望んだ位置でレースが出来ると思った矢先の転倒でしたね。バイクのフィーリングは良いですからヘレスでも改善を続けていきます。」
(Photo courtesy of michelin)