ヤマハ、ホンダは未だにDucati、アプリリア、KTMに遅れを取っている状況が変わっておらず、今シーズンはコンセッションが適用されて競争力が縮まっていくかと思えたものの、Ducatiは相変わらず最強ブランドとして君臨している。ヤマハはこの状況打開の1つとしてサテライトチームを設立するが、これが状況打開策となるだろうか。ホンダのヨハン・ザルコは、ヤマハのこの動きがホンダにとっても良い刺激になると考えているようだ。
日本のバイクが増えるのは良いこと
ヨハン・ザルコ
「来年ヤマハのサテライトチームが誕生することは、ヤマハプロジェクトにとって良いことですね。彼らは開発と情報収集のためにもっと多くのバイクが必要でした。日本のバイクが増えるのは良いことで、今のところ欧州のバイク、特にドゥカティが台数面で有利すぎるので、バランスが少し改善されるでしょう。日本メーカーがドゥカティとのギャップを縮めることを期待しています。」
「来年のトップチームとなるDucatiファクトリーチームのマルクとペッコは手の届かない存在です。来年は年間を通して彼らが活躍するでしょう。しかし、少なくとも3位から10位までの間では変化があるでしょうし、これはグリッドにとって良いことです。ヤマハが改善し、グリッドにバイクを増やすことで、ホンダも変化するか、解決策を見つけるために彼ら自身をプッシュすることに繋がると考えています。」
「ホンダのバイクがトップに返り咲くにはまだまだ遠いです。トップ10に入るには競争力が不十分です。新しいバイクがトップに返り咲くパフォーマンスを提供することを期待しています。現在、自分を向上させることに集中しています。ザクセンリンクではバイクの良い部分があったので、それを活かそうと努力していました。」
「新しいバイクがいつ登場するかはわからないですし、いつなのか知りたいとは思っていません。今は自分がコントロール出来る部分でできる限り良い成績を収めたいと思っています。」