大波乱のレース
ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームのマイケル・ファン・デル・マークが、MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権のレース1で勝利を収めた。マニクールはFP3からウェットコンディションとなり、このコンディションの名手であるファン・デル・マークが、チームメイトのトプラック・ラズガットリオグル不在の中でBMWに勝利をもたらした。2位は17番グリッドからのスタートとなったアルヴァロ・バウティスタだった。3位は同じくウェットコンディションを得意とするダニーロ・ペトルッチとなった。
今回のレースは完走したライダーがわずか12名しかいないサバイバルレースとなり、レース開始直後はシケインでニコロ・ブレガ、ジョナサン・レイが転倒し、ジョナサン・レイは右手親指の骨折、ブレガは右肩と鎖骨の打撲と痛々しい形でのレース終了となった。両名は明日走行できるかどうか、ウォームアップ前に評価を受けることになる。4位は転倒したものの追い上げを見せたスコット・レディング、5位にイアンノーネ、6位レクオナ、7位ビエルヘ、8位ロカテリ、9位リナルディ、10位デルビアンコとなった。
今回の雨での多くの転倒もそうだが、トプラック・ラズガットリオグルの転倒ではバリアのフチに選手がぶつかるなど、マニクールのサーキットとしての安全性には、今後疑問が投げかけられる可能性は捨てきれないだろう。