エミリア・ロマーニャGPでエネア・バスティアニーニがドゥカティに100勝目をもたらし、同時にドゥカティは6度目のコンストラクターズタイトルを獲得した。そのわずか1週間後、ドゥカティ・レノボ・チームはインドネシアGPに向け、シーズン第15戦に挑むべくインドネシアに到着した。

インドネシアの南部に位置するマンダリカ・ストリート・サーキットは、今回で3度目のMotoGP開催となる。昨年のインドネシアGPでは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイアが劇的な逆転優勝を果たした。トリノ出身の27歳は、13番グリッドからの見事な復帰を遂げたが、先週のミサノでは転倒を喫した。現在総合2位の彼は、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)との差を24ポイントに縮めるべく、リベンジを誓っている。

チームメイトのエネア・バスティアニーニは、ミサノでの勝利を経て、良い流れを維持しようとしている。今シーズンは8回の表彰台と2勝を挙げ、現在総合3位につけているリミニ出身のライダーは、さらなる上位進出を目指している。

フランチェスコ・バニャイア

「今週末もすぐにレースがあるのは良いことです。ミサノを忘れて、マンダリカに集中できますからね。ここでのレースはいつも特別で、インドネシアのファンの情熱と温かさが素晴らしいです。簡単な週末にはならないでしょう。天候は予測不能で気温も高いです。路面のコンディションも万全ではないですが、何が来ても準備はできています。最初から速さを出せるように全力を尽くします。」

エネア・バスティアニーニ

「再びインドネシアでレースができるのは本当に嬉しいです。ここはモータースポーツがとても人気のある国で、ファンの情熱がすごいですよね。母国GPでの勝利からシーズンが始まり、自信とモチベーションが高まったわけですが、冷静さを保っています。チームとの連携も順調で、この方向性を維持しながらトップ争いに加わるのが目標です。マンダリカの路面コンディションや高温は厳しいものの、いつも通り全力を尽くします。」

(Photo courtesy of Ducati)