昨日のスーパーポールレースでの雪辱を果たすべくレースに挑んだホルヘ・マルティンはスタート後からレースをリードし、そのまま優勝した。2位はGASGASのアコスタで、3位は追い上げたフランチェスコ・バニャイアとなった。4位はフランコ・モルビデッリ、5位マルコ・ベッツェッキ、6位マーべリック・ビニャーレス、7位ファビオ・クアルタラロ、8位ブラッド・ビンダー、9位ヨハン・ザルコ、10位ラウル・フェルナンデスとなった。
レースはスタート直後にミラーが転倒したことで、この転倒に巻き込まれた複数のライダーが転倒。レース中盤にはファビオ・ディ・ジャンアントニオが転倒、その後マルク・マルケスもマシントラブルでレースを棄権、素晴らしいペースで追い上げていたエネア・バスティアニーニも転倒するなどサバイバルレースの様相を見せ、完走したバイクがわずか12台という波乱のレースとなった。
インドネシアGP 決勝レース結果
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
1位 | 89 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 41’04.389 |
2位 | 31 | ペドロ・アコスタ | GASGAS | 41’05.793 |
3位 | 1 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 41’09.984 |
4位 | 21 | フランコ・モルビデッリ | DUCATI | 41’10.896 |
5位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | DUCATI | 41’11.161 |
6位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 41’15.719 |
7位 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 41’17.592 |
8位 | 33 | ブラッド・ビンダー | KTM | Racing |
9位 | 5 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 41’19.540 |
10位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 41’25.468 |
11位 | 30 | 中上 貴晶 | HONDA | 41’32.085 |
12位 | 42 | アレックス・リンス | YAMAHA | 41’38.022 |
優勝ホルヘ・マルティン
「これはただの優勝ではないと思っていて、昨日の転倒、昨年の結果を受けてこうした結果を残すのは素晴らしいことでした。自分自身に疑いはありませんでしたが、すべてのコーナーで転倒する感覚があるほどプッシュしていました。後ろからはペドロのプレッシャーもありましたね。」
2位ペドロ・アコスタ
「KTMのバイクは多くのグリップがあるわけではありませんから、こういった種のトラックはバイクに合っていました。昨日はトラブルを抱えていましたが、今日はそのトラブルを克服していました。多くの人々がファクトリーでも作業をしてくれていますが、本当に感謝しています。」
3位フランチェスコ・バニャイア
「本当にタフなレースでしたしスタートでは苦戦しました。これでスタートを失敗したのは5回連続ですからチェックが必要です。スタート後はフランキーの後ろで再度プッシュし始めました。しかしプッシュ出来るようになった後は手遅れでしたね。」