Ducati Lenovoチームは、2024年シーズンの最終3連戦の初戦となるオーストラリアGPに挑む。この週末、メルボルン南方に位置するフィリップアイランドでのレースを終えた後、チームはタイ、マレーシアを経て、11月15日から17日の最終戦となるバレンシアへと向かう。今週末から開幕するこの激動の決戦期間は、ワールドチャンピオンシップの行方が決まる重要な時期となる。
現チャンピオンのフランチェスコ・バニャイアは、現在総合順位で2位に位置し、首位のホルヘ・マルティン(Pramac Racing)とはわずか10ポイント差だ。日本GPでのスプリントと日曜のGPでダブル優勝を果たし、良い感触を掴んだバニャイアは、オーストラリアでも意気込みを見せている。チームメイトのエネア・バスティアニーニは、現在総合3位で、チームメイトとのポイント差は69。彼も上位を狙い、ランキングを固めたい考えだ。
フランチェスコ・バニャイア
「オーストラリアでのレースが待ち遠しいです。このレースはシーズン最後の3連戦の始まりであり、バレンシアでの最終決戦前の重要な一戦となります。残りのレースは少なく、常に最良の結果を出し、ミスをしないことが重要です。前回のもてぎでは良い仕事ができましたが、あのトラックはライディングスタイルに非常に合っていました。フィリップアイランドは速いトラックで、これまでもかなり競争力がありましたが、特有の難しさもあります。路面のグリップや変わりやすい天候が鍵となりますが、準備は整っており、最初から全力で速さを見せられるように頑張ります。」
エネア・バスティアニーニ
「フィリップアイランドでレースをするのはいつも素晴らしい体験です。トラックレイアウトがとても良くて、とても速いコースです。昨年は強風の影響でGPが土曜日に移動され、日曜日に予定されていたスプリントが中止されました。だからこそ、今年はオーストラリアでフルの週末を楽しみにしています。これまで、ほぼすべてのトラックで速さと競争力を示してきたので、今回も良いスタートを切り、好成績を狙いたいと思います。」
(Photo courtesy of Ducati)