スタート直後の攻防と序盤の展開
レースがスタートするとマルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)がホールショットを決め、そのすぐ後にラウル・フェルナンデス(Trackhouse MotoGP Team)が続いた。アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)、ファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP Team)、ジャック・ミラー(Prima Pramac Yamaha MotoGP)が続いて序盤のレースが展開。アコスタはラウル・フェルナンデスをストレートで抜くが、マルコ・ベッツェッキが最初のダブルロングラップペナルティーを消化する中で、ラウル・フェルナンデスがアコスタを抜いて首位に浮上。

ベッツェッキのペナルティー消化とアコスタの後退
マルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)は最初のダブルロングラップペナルティーを3位で完了し、2回目のダブルロングラップペナルティーでは6位でトラックに復帰。アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)はその後ペースが落ちていき、アレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)に抜かれて後退。さらにその後ペナルティーをこなしたマルコ・ベッツェッキにも交わされる。
フェルナンデスが初優勝、ベッツェッキは表彰台へ復帰
マルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)の勢いは止まらず、アレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)を抜いて表彰台圏内に復帰。ダブルロングラップペナルティーをこなして3位となった。優勝はそのまま走りきったラウル・フェルナンデス(Trackhouse MotoGP Team)が、嬉しいキャリア初の優勝。2位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)となった。4位にアレックス・マルケス(BK8 Gresini Racing MotoGP)、5位ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)、6位はルカ・マリーニ(Honda HRC Castrol)、7位アレックス・リンス(Monster Energy Yamaha MotoGP Team)、8位ブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Factory Racing)、9位エネア・バスティアニーニ(Red Bull KTM Tech3)、10位ポル・エスパルガロ(Red Bull KTM Tech3)となった。
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