優勝を果たしたラウル・フェルナンデスは、長年の努力と彼を支え続けたチームへの感謝を胸に、リアタイヤを巧みに温存しながら最後まで安定したペースを維持して勝利を掴んだ。2位のファビオ・ディ・ジャンアントニオは予選での失敗を悔やみつつも、数々のオーバーテイクで表彰台争いに食い込み、激動のシーズンでも諦めずに挑戦を続ける姿勢を見せた。3位のマルコ・ベッツェッキはダブルロングラップペナルティーという逆境を乗り越え、好スタートから表彰台まで辿り着いた走りに、チームと彼をサポートする皆への感謝を語った。

キャリア初のMotoGPクラス優勝
優勝ラウル・フェルナンデス
「信じられません。この場所で多くの時間を過ごしてきましたが、常にチームが信じてサポートを続けてくれました。彼らのハードワークに感謝しています。良いペースを最後まで維持出来たと思いますし、リアタイヤを温存することが重要でした。 終盤は難しいと思っていましたからね。最後の5周は長かったです。チームと家族、サポートしてくれる皆に感謝したいと思います。」
予選で台無しにしてしまった
2位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
「素晴らしいレーストラックですよね。ここでレースをする際は常に素晴らしい瞬間があります。優勝の可能性もあったと思いますが、予選で台無しにしてしまったと思います。多くのオーバーテイクもあって良いレースでした。最後はラウルに追いつこうとしましたが難しかったです。ローラーコースタのようなシーズンですが諦めずにプッシュしていきます。」
表彰台を獲得できるとは思わなかった
3位マルコ・ベッツェッキ
「本当にタフでした。ペナルティーもあって難しいレースになりました。今日は良いスタートからギャップを作ることができました。ペナルティーもあったので良い走りをすることが重要でしたし、表彰台を獲得できるとは思っていませんでしたね。チーム、アプリリア、アカデミーにも感謝したいです。次のレース前に体を休めたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。