2024年のMotoGP最終戦、ソリダリティGPではフランチェスコ・バニャイアがスプリントレースに続いて完璧なレースを展開して優勝。マルク・マルケスが2位となった。ホルヘ・マルティンは良いスタートから2位となるもマルク・マルケスにオーバーテイクされる。
後続からはエネア・バスティアニーニがプレッシャーをかける状況ではあったが、今年一貫して見せた安定感ある走りで3位を獲得。フランチェスコ・バニャイアとのポイント差を維持してフィニッシュ。2024年のMotoGP世界チャンピオンに輝いた。
サテライトチームのライダーとしてのタイトル獲得となり、タイトル獲得の翌年にメーカーを乗り換える(アプリリア)ライダーはロッシ以来となる。今年は優勝回数こそフランチェスコ・バニャイアに譲るものの、優勝が難しい時は2位、3位表彰台を堅実に着実に獲得する素晴らしい走りで、終始、あらゆるコンディションでスピードを発揮していた。
4位はアレックス・マルケス、5位にはホルヘ・マルティンにアプリリアのシートを譲ることになり、今年限りで現役引退のアレイシ・エスパルガロ、6位ブラッド・ビンダー、7位エネア・バスティアニーニ、8位フランコ・モルビデッリ、9位マルコ・ベッツェッキ、10位アコスタとなった。
優勝フランチェスコ・バニャイア
「今日はホルヘが今年成し遂げてきた事にふさわしい結果が出た1日だと思います。自分はとにかく素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝を捧げます。」
2位マルク・マルケス
「今日は良いレースが出来ましたが、何よりもワールドチャンピオンになったマルティンを祝福したいですね。今日は彼の日でしたし、素晴らしいシーズンでした。今日はチャンピオンシップ優勝がかかっているように集中し、グレシーニでの最後のレースで正確な走行を心がけました。最後のグレシーニでのレースで表彰台で追われたことは、この素晴らしい家族にありがとうを言うという意味で最高の結果でしたね。」
3位ホルヘ・マルティン
「何を言うべきかわかりません。この勝利は自分を支えてくれたすべての人々、家族に捧げます。最終ラップはまとも走行出来なくて最後は泣き始めていました。実に感情的なレースでしたし、とにかく自分を支えてくれた皆に感謝したいですね。ここまで来るのに時間がかかりました。大きな転倒、怪我もありました。ファンの皆さん、バレンシアをサポートしてくれている皆さんにも感謝します。引き続き改善を続けて今を楽しんでいきたいですね。今日はプレッシャーから開放されて楽しみたいですね。」