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ソリダリティGP 優勝フランチェスコ・バニャイア「いずれこの結果を受け入れることが出来ると思う」

ミスからの学びを活かして来年に挑む

フランチェスコ・バニャイアは、今シーズンを総合2位で終えたことについて「いずれこの結果を受け入れることができる」と振り返り、厳しいチャンピオンシップ争いの中で得た学びを次のシーズンに活かす意向を示した。マレーシアGPでの転倒が大きな分岐点となり、そこからすべてのレースで優勝を目指す姿勢で臨んできたものの、8回のノーポイントが大きな障壁となったと語る。ライバルのホルヘ・マルティンの安定感を称えつつ、来年に向けてさらなる成長を誓った。

バニャイアは長年互いに良く知るホルヘ・マルティンの初タイトル獲得に祝意を送った。一方で、開幕戦からの新パーツ選択の失敗やマレーシアでの転倒などを振り返り、来年からはさらに完璧なレース進行をすべく、タイトル奪還に今から意欲を見せている。

フランチェスコ・バニャイア

「いずれこの結果を受け入れることが出来ると思いますが、マレーシアで転倒した時からチャンピオンシップはかなり厳しいだろうと思っていました。あの時点で29ポイント差になりましたが、そこから残りのレースすべてを優勝すると決めてチームと共に進んできました。」

「しかし、総合的にはホルヘのほうが素晴らしい仕事をしたということでしょう。今年ホルヘは17回か18回2位表彰台を獲得しています。自分達は不運やミスもありました。8回ノーポイントがある状況でのタイトル争いはやはり厳しかったですね。今年は決勝レースはほぼ独占したと言える状況でしたが、十分ではありませんでした。」

「来年は今年起こった状況から学習をして活かしたいと思います。結果は残念でしたが、今年の自分達の仕事を誇りに思っていますから、まずは今年をしっかりと振り返って祝福したいと思います。チームも今年素晴らしい仕事をしてくれました。自分がトラブルを抱えている時も、しっかり支えてくれました。」

「今は火曜日のテストが楽しみです。2025年に向けて試すべき内容もありますからね。その後はハネムーンに出かけて楽しんできたいですね。過去2シーズンはメンタル面で多くの負荷がかかる状態でしたが、今はよりリラックスして挑めています。今年の自分達の仕事は改めて素晴らしかったと思っていますし、なぜ年間2位に甘んじたのかも理解出来ていますから、後は改善するのみです。」

「自分のキャリアにおいて何勝したといった数字には重きをおいていません。今はただこのレベルを維持していきたいと思っています。自分はまだ若いですから、まだ8〜10年は走れると思っています。今はひたすらにこの速さ、強さをできるだけ維持していきたいと思っていますし、さらに進化していきたいと思っています。」

「そしてこの先もタイトルを積み上げていきたいと思っています。チャンピオンシップにはミスで負けたと思っていますが、マルク・マルケスでさえも2年連続でタイトルを獲得した後に、4年連続でタイトルを獲得したわけですからね。タイトル獲得のために引き続き努力を続けたいと思います。」

「状況をしっかりと理解していくことが重要だと思っています。8回ノーポイントがあったうちの3回は妙な状況での0ポイントでした。ポルティマオではマルクとの接触、ヘレスはブラッド・ビンダーとの接触、アラゴンではアレックス・マルケスとの接触がありました。この3つは他のライダーによって転倒を被ったわけですが、避けることは出来たと思います。」

「マルクとの接触は彼のほうが明らかに速かった状況でしたが、自分もラインを被せていった状況がありました。今はこう言えますが、レース中は常に前に出たいと思うのが常ですからね。アレックス・マルケスとの接触は自分が明らかに速い状況でした。ブラッド・ビンダーとの接触も同じ状況でしたね。こういったミスから学んでいきたいと思っています。その他の0ポイントについては分析が難しいものです。ミスをしている状況であれば、そこから学習も出来るんですけどね。」

「レース後にホルヘの祝福を見つめていたのは、彼の素晴らしいレースを祝福するためです。彼のことは長年知っていますし、彼は今年のタイトルにふさわしいですからね。それに初めてのタイトル獲得は最高の瞬間ですから、微笑ましく見ていたんです。人生を通してMotoGPタイトル獲得という夢を追ってきたわけですから、それを達成した直後というのは本当に最高の瞬間なんです。」

「年間を通じて後悔しているのは開幕戦で新しいパーツを使用したことですね。新しいフォークとスイングアームを使用したんですが、これのせいで失速しました。カタールでは勝ちましたがヘレスでは苦戦していて、ポルティマオは得意なはずが苦戦しましたし、オースティンもそうでした。そこでスタンダードなものに戻したところスピードと安定感が戻っていきました。ミスについはミサノのミスが大きかったです。そして最も認めるのが難しかったミスはマレーシアですね。マレーシアでは何もおかしな操作はしていないのに転倒しましたから。」

(Photo courtesy of michelin)

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