マルケスは、12月に行われた「チャンピオンズ・イン・フェスタ」のイベントでメディアに語り、フランチェスコ・バニャイア(ペッコ)とのチーム内競争、Ducatiへの加入タイミング、Ducatiとの最初のテストで感じたことについて語った。
マルク・マルケス
「自分が来年加わるのは、ここ数年で多くの勝利を収めたガレージです。そして、そこには明確な基準となるペッコがいます。彼はこれまでに2回タイトルを獲得し、3回目も最後まで争った選手です。自分にも自分なりのクオリティはありますが、新しいチームに迅速に適応しなければなりません。ペッコが勝たなければ自分が勝つ、自分が勝たなければペッコが勝つ。それがチームの目標です。」
「Ducatiが求めているのはまさにこういったことです。どちらかのライダーが勝利し、タイトルをチームに持ち帰ることが重要です。論理的に考えると、ガレージ内での最初の基準はペッコです。彼は長年ここに在籍し、多くの勝利を収めてきたからです。自分たちは100%の力を尽くして挑むつもりです。」
「自分が求めていたのは、この場所そのものです。ですから、今のDucatiの状況を考えると、自分は正しい場所にいると感じます。これは彼らの黄金期です。今年、Ducatiは1レースを除いて全勝でした。もし自分がオースティンでミスをしなければ、全勝していたかもしれません。今、自分はスポーツキャリアの中で最も適切なタイミングでここにいると思います。」
「ファクトリーチームでの初日はいつも驚きが伴います。多くの新しい人々と出会うことになるからです。しかし、特に印象的だったのはその方法論です。競技では常にこうあるべきでしょう。行動、反応、そしてまた行動、反応。それがDucatiで目にしたことです。なぜ彼らが全てを勝ち取れるのかを少しずつ理解し始めました。彼らは素晴らしいバイクを作り、ジジ・ダリーニャが指揮を執っています。その背後には多くの人々が支えています。チームとして非常に素晴らしいです。」
「自分にとって今年変わることはありません。常に全力で仕事に取り組んできました。今年はグレシーニとともにミサノで勝利しましたし、来年はムジェロでイタリアのファンの前で良い結果を出したいです。イタリアのファンとの関係は難しい時期もありましたが、毎回少しずつ良くなっています。自分は常にプロフェッショナルとして振る舞ってきました。グレシーニのようなイタリアのチームで自信を取り戻し、今ではイタリアのメーカーで走っています。きっと良い関係を築けると信じています。」
(Photo courtesy of michelin)