Barni Spark Racing Teamにとって、フィリップアイランドでの最終日は大きな成果を挙げた一日となった。 ダニロ・ペトルッチがスーパーポールレースで3位表彰台を獲得し、チームとしての今季初のトップ3入りを果たした。 また、レース2ではペトルッチが5位、ヤリ・モンテッラが9位でフィニッシュし、両ライダーがトップ10圏内で開幕戦を締めくくった。
スーパーポールレース:ペトルッチが3位表彰台
フィリップアイランド最終日の天候は昨日よりも穏やかで、レースコンディションは良好。 スーパーポールレースでは、ペトルッチが序盤から安定したペースで走行。アルヴァロ・バウティスタが1周目にミスをしたことで3位に浮上し、その後は後方から追い上げるスコット・レディングを抑え切り、見事表彰台を獲得した。 一方、モンテッラもこのレースで着実にポジションを上げ、8位でフィニッシュ。初ポイントを獲得し、ルーキーながら安定した走りを披露した。
レース2:ペトルッチは5位、モンテッラは9位フィニッシュ
レース2では、スーパーポールレースの結果を受け、ペトルッチは3番グリッドからスタート。 しかし、レース序盤でレディング、続いてトプラック・ラズガットリオグルに仕掛けられ、7位まで後退。
ピットストップ後もトプラックとの接触があり、さらにタイムロスを強いられる展開となった。
それでも、レース終盤にはサム・ロウズとの激しいバトルを制し、最終ラップで5位を確保。
一方のモンテッラは、8番グリッドからのスタートだったが、1周目の軽い接触で10位に後退。
その後は安定したペースを刻みながらレースを進め、最終的には9位でフィニッシュ。 Bimota勢のアレックス・ロウズ(8位)とは僅差だった。
ダニロ・ペトルッチ(SPR:3位/ レース2 9位)
「全体的には良い週末でしたが、レース2ではトプラックとの接触が影響し、結果に響いてしまいました。彼のアタックでリズムを崩し、レディングやイアンノーネ、バウティスタとのバトルに食らいつくことが難しくなってしまったんです。とはいえ、ポイントをしっかり獲得し、昨年よりも安定してトップ5を維持できています。次戦のポルティマオに向けて、テストで良いセットアップを見つけることが重要になりますね。」
マルコ・バルナボ(チーム代表)
「今日はチームにとって非常に良い一日でした。ペトルッチはスーパーポールレースで表彰台を獲得し、モンテッラも両レースで好成績を残しました。ただ、レース2ではトプラックとの接触がなければ、もう少し上位を狙えた可能性があります。」
「それでも、チーム全体で見れば今大会でDucatiワークスチームに次ぐ最多ポイントを獲得しました。 ライダーたちは高い競争力を発揮し、マシンの仕上がりも順調です。次戦のポルティマオではさらにセットアップを煮詰め、シーズン序盤からトップ争いに食い込んでいきたいと思います。」
(Photo courtesy of barniracingteam)