アプリリア・レーシングはホルヘ・マルティンの負傷回復状況に関する最新情報を発表した。医師団による再検査の結果、マルティンは第9戦ドイツGPへの出場を見送ることが正式に決定。現時点で復帰時期は未定で、今後のプライベートテスト参加についても次回の診察結果を踏まえて判断される見通しだ。
ドクター・シャビエル・ミール
「右手の舟状骨(手根骨)については、可動域のほとんどが回復しており、臨床的には順調に回復している。ただし、骨の癒合はまだ完全ではなく、修復が完了したとは言い難いものの、全体として治癒は前向きに進行中。」
ドクター・アンヘル・チャルテ
「左側の複数の肋骨骨折に関しては、損傷箇所の多くに明らかな改善が見られる。とはいえ、一部の骨折部位は未だ完全には癒合しておらず、引き続き経過観察が必要。完全な治癒には、あと2週間程度の期間を要する見込み。」
来週初めには再度プライベート診察が予定されており、そこでさらなる判断が下されることになる。なお、ドイツGPへの参加はこの時点で完全に除外されている。なお、診断は、ドクター・アンヘル・チャルテ、ドクター・シャビエル・ミール、ドクター・バンゲロ(放射線科医)の連名で行われた。