ペッコだけを批判するのは違う

ケーシー・ストーナーが、2025年シーズンのMotoGPを席巻するマルク・マルケスの存在について、「パドック全体にとっての問題を生み出している」と強調し、その中で苦戦するフランチェスコ・バニャイアに対しては「学びのチャンスだ」と前向きな見解を示した。ストーナーはオーストリアGPの週末、Skyイタリアのインタビューに応じ、マルケスの影響力について語った。

最も苦しい時ほど多くを学習できる

「確かに、同じチームに誰かが加入し、自分にはできないようなことをバイクでやってのけると、それは非常に大きな要素になります。今、マルクはペッコだけでなく、パドック全体に同じ問題を作りだしています。ですから、ペッコだけを批判するのは少し違います。皆が同じように苦しんでいるんです。」

「ただ、マルクと同じガレージにいることは、ペッコにとってもプラスになります。今年は彼にとって、非常に多くの学びを得る機会になるはずです。最も苦しい時にこそ、人は最も多くを学習します。この状況はペッコにとって有益になるはずです。できる限りの情報を吸収し、それを来年に生かせばいいですね。あとは、諦めずに努力を続けるだけです。」