元チャンピオンのケーシー・ストーナーは、かつてのライバルのバレンティーノ・ロッシがサテライトチームに移籍するのを見るのは”残念”だと語った。才能は失われるものではないとしつつ、絶対王者がファクトリーチームで走ることが出来ないというのは、元ライバルとしても悲しいのだろう。
ケーシー・ストーナー
「もしロッシがもう少し早く引退をしていたら伝説になっていたでしょう。もちろん今でも彼は伝説的な選手であることは変わりませんけどね。ただ、今の彼は全盛期と比較して弱くなっています。現役を続けるごとに彼に勝つのは容易になっていくでしょう。」
「全盛期であればあらゆるファクトリーチームが大金を払ってでも契約したいと思った選手が、サテライトチームで走るのは残念ですよ。とは言え、バレンティーノ・ロッシは未だに素晴らしい結果を出して、優勝争い出来るポテンシャルがあると思います。才能は失われるものではありません。以前ほど表彰台争いする彼の姿を見ることが出来ないのが残念なんです。」
「いつも聞かれるんですが、もしドヴィツィオーゾ、ロレンソ、ペドロサ、バレンティーノがマルケスに勝つことが出来るのであれば、自分に出来ないことはないでしょう。しかしここ数年のマルクはチャンピオンシップにおける圧倒的な安定感があります。彼は弱点をしっかりと克服して成長していますから、チャンピオンシップで打ち負かすのは容易ではないでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)