ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)は、ルカ・マリーニとの契約を2026年まで延長すると発表した。これにより、マリーニは2026年シーズンもホンダHRCカストロール・チームからMotoGP世界選手権に参戦する。2025年シーズン、イタリア人ライダーであるマリーニはRC213Vで大きな前進を遂げており、参戦したすべての週末でポイントを獲得。12戦終了時点で前年の3倍以上のポイントを積み重ねている。これまでのベストリザルトは、ハンガリーGPで記録した5位だ。

ルカ・マリーニ

「この発表ができて本当に嬉しいですし、ホンダHRCに残ることができて光栄です。ここ最近は細かい部分の最終調整を行っていただけで、HRCのマネジメントとも自分の間でも、未来についてはかなり前から一致していました。このプロジェクトに自分は完全に集中しており、ホンダが再びMotoGPの最前線に返り咲くために全力を尽くしたいと思います。2024年にチームへ加わってから、共に進化し続けてきましたし、その連携はますます良くなっています。ワークスチーム、特にホンダHRCのようなメーカーで働けることは、ライダーとして非常に大きなモチベーションになります。今シーズンはここまで順調に来ていますし、最終戦バレンシアの最後の1周まで成長を止めることなく進んでいきたいです。」

HRCジェネラルマネージャー 本田太一

「ルカともう1年一緒に戦えることを嬉しく思います。彼は常に高いプロ意識と献身的な姿勢を示しており、分析力に長けた非常に勤勉なライダーとしてMotoGPプロジェクトにとって非常に価値ある存在です。ルカのフィードバックは明確かつ正確であり、この1年半の間、ホンダRC213Vの開発を進める上で、HRCのエンジニア陣にとって大きな助けとなっています。」