
ホンダHRCのファクトリーチームは1月21日(水)および22日(木)、スペイン・ヘレス・サーキットにて2026年シーズンに向けたプレシーズンテストを実施。ファクトリーライダーのジェイク・ディクソンがCBR1000RR-Rで本格的なテスト走行を行った。
本来2人体制で臨む予定だったホンダHRCだが、ソムキアット・チャントラはセパンでのトレーニング中に負傷し、今回のテストは欠場。現在は早期復帰に向けてリハビリに専念している。
イギリス人ライダーのディクソンにとって、CBR1000RR-Rでの走行は昨年11月の同サーキットでのテストに続き2度目。21日は気温が低く、雨が一日中降り続く厳しいコンディションの中、走行時間も限られたが、午後4時頃まで粘り強く作業を続け、ウェットコンディションでの信頼性構築を優先させた。
22日は天候が回復傾向にあったものの、コース上に残る濡れた路面の影響で走行開始は午後2時頃からとなった。ディクソンは短時間のドライ寄りの路面を活かしてバイクのジオメトリーやエレクトロニクス設定に集中。午後4時頃に再び降り出した雨により、この日の作業も早めに終了となった。
今回のテストには、ホンダHRCのテストライダーである長島哲太に加え、新たにホンダのテストライダーに就任した6度のWorldSBK王者ジョナサン・レイも参加。チャントラの不在を埋めつつ、両名の経験豊富なフィードバックがバイクの開発作業を後押しした。
ジェイク・ディクソン
「2日間のテストを終えましたが、コンディションは理想的とは程遠いものでした。初日は雨でほとんど走れませんでしたが、それでもウェットで周回を重ねてバイクとの信頼関係を築けたのは収穫です。走るたびに少しずつ快適になっていくのを感じられたのはポジティブでした。」
「今日は午後の数時間しか走れませんでしたが、ジオメトリーやセットアップを中心にいくつかのテスト項目をこなすことができました。雨が戻ってきたのは残念ですが、11月の時点より確実に快適に走れています。まだ改善の余地は多くあります。ポジション、電子制御、そして全体的なフィーリングなどですが、すべてはプロセスの一部です。」
「ジョナサン(レイ)や哲太(長島)が一緒に走ってくれるのは大きな力です。彼らの経験とフィードバックはチーム全体にとって大きな刺激とモチベーションになります。次のテストでは、すべてを一歩一歩進めていくことが目標です。天気が良ければ、もっと有効に時間を使いたいですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。