
ビモータ by カワサキ・レーシングチーム(BbKRT)は、2026年FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に向けたプレシーズンテストを1月21日〜22日にスペイン・ヘレス・デ・ラ・フロンテーラのアンヘル・ニエト・サーキットで行った。
このテストでは、最新のWorldSBK仕様「ビモータ KB998 リミニ」の開発確認を目的に、他チームとともに走行セッションに参加したが、天候は終始不安定で、路面は多くの時間で湿った状態にあり、走行機会は大幅に制限された。
アレックス・ロウズ、アクセル・バッサーニの両レギュラーライダーに加え、テストライダーのシャビ・フォレスも参加。フォレスは最初の1日間、比較的ドライなコンディションの中で先行走行を行い、各種パーツの初期評価を担当した。その後、バッサーニが両日ともに走行を行い、ロウズは最終日の午後に登場して限られた周回数の中で貴重なデータを収集した。
最終日の午後も雨が再び降り始めたが、完全なウェットとはならず、レインセッティングの本格評価も困難に。結果として、有意義な走行時間は限られたままヘレスでのテストは終了した。
それでもロウズは、16周の走行中14周目に1分39秒450を記録し、最終日全体で2番手タイムをマーク。バッサーニは1分40秒069で7番手につけた。
チームはこの後、1月28日〜29日にポルトガル・ポルティマオ(アウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ)で次回テストを行う予定。シーズン開幕戦は2月20日〜22日にオーストラリア・フィリップアイランドで開催される。開幕前には同地で2月16日〜17日に最終テストも控えている。








アレックス・ロウズ
「KB998リミニにスリックタイヤで乗れて嬉しかったし、正直言って楽しかったです。冬は短く感じましたが、またバイクに乗れてシーズンが始まった実感があります。路面に湿った場所がいくつもあって、多くを学べる状況ではありませんでしたが、ショーワのフロントフォークを比較テストすることはできました。長めの走行を始めたところで雨が強くなってしまい、テストはそこで終了でした。」
「わずか16周だったので明確な結論は出せませんが、エレクトロニクス関連のアップデートはポジティブでした。技術的にはまだ多くを得られたとは言えませんが、テストした内容には手応えがあります。個人的には、とにかく再びバイクに乗れたことが嬉しいし、ここからシーズンを始めていけるのが楽しみです。」
アクセル・バッサーニ
「初日はウェットコンディションでの走行になりましたが、それでも新しいパーツを試すには良い機会でした。バイクのウェットでのフィーリング向上に向けた作業ができました。2日目にはドライでの走行もできて、久しぶりに良いフィーリングでラップを重ねることができました。良い内容だったと思います。来週のポルティマオではもっとドライコンディションで走れることを願っていますし、より多くの周回をこなして、全力で取り組んでいきたいです。」
ペレ・リバ(アレックス・ロウズ担当チーフエンジニア)
「我々は3日間ヘレスに滞在し、初日はテストライダーのシャビ・フォレスがドライで周回を重ね、電子制御系などの初期評価を行いました。2日目はウェットでの走行。アレックスは最終日の午後にドライで走行し、すぐに良いスピードとフィーリングを得られていました。」
「昨年11月のテストでもアレックスは好感触を得ていましたが、今回は天候の影響で大きく学べたとは言えません。それでも、バイクのベースセットアップはアレックスと良好に『対話』していると感じています。
今後はポルティマオで、改善点をさらに明確にしていく時間が必要です。」
ウリ・パラレス(アクセル・バッサーニ担当チーフエンジニア)
「初日はアクセルとともにウェットで半日走行しましたが、昼頃から風が強くなり、作業が困難になりました。それでもウェットでのセットアップ改善に向けた情報を収集できました。2日目にはドライで走行でき、バイクバランスの最適化に取り組みました。貴重な情報は得られましたが、走行時間が十分ではなかったのは事実です。」
「雨が戻ってきた後も少しテストは続けましたが、レインタイヤを評価するには路面の水量が足りず、途中で打ち切る判断をしました。次はポルティマオで、改めて取り組みを進めていきます。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







