
2027年のMotoGPライダー市場が急速に動き始める中、複数のスペインメディアが報じた内容によれば、ペドロ・アコスタのドゥカティ・ファクトリーチーム加入が決定間近となっているという。これに伴い、フランチェスコ・バニャイアはファクトリーシートを失う可能性が高まっている。
2027年のライダー市場の動きとしてファビオ・クアルタラロがホンダと契約したと噂されており、ホルヘ・マルティンはアプリリアを離脱し、ヤマハへ移籍、そしてアコスタがマルク・マルケスとともにドゥカティファクトリーで戦う形になるのではと予想されている。
未来を託すライダーとしてのアコスタ
ペドロ・アコスタは若干21歳にしてすでにMoto3、Moto2の両クラスでタイトルを獲得し、“10年に一人の天才”と称される逸材。レースの組み立て方には若干の粗さが見えるものの、適応力、冷静さ、そして強気な性格まで、現代MotoGPで成功するための資質をすべて備えていると言える。また、成績が安定しない背景にはKTMのタイヤ消耗の激しさによる安定感の不足もあり、これがDucatiに移籍することで解消されるなら、その才能がいかんなく発揮される可能性もある。
昨年Ducatiレノボチームにタイトルをもたらしたマルク・マルケスも現在32歳。今年の戦闘力にも注目が集まるが、最強王者と言えどいつまでも最強で走り続けられるわけではないことを考えると、未来のチームを牽引するライダーとしてアコスタの加入はDucatiレノボチームにとっても悲願と言える。
ファクトリーチームでの成績低迷=シート消失
2022年、2023年とDucatiにMotoGPタイトルをもたらし、ブランドの復権を象徴する存在だったバニャイア。しかし、2025年シーズンは散々な結果に終わり、ミスと不振が続いたことで内部の信頼を損なった可能性がある。勝てるライダーが勝てなくなった時には冷酷に切り捨てるのはDucatiの文化とも言え、過去にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソなども成績低迷によりシートを失ってきた過去がある。
バニャイアの選択肢とアプリリアの可能性
フランチェスコ・バニャイアの今後については、早くも様々な憶測が飛び交っている。現在有力とされているのは、アプリリアへの移籍案だ。ホルヘ・マルティンのヤマハ移籍が実現すれば、アプリリアのファクトリーシートが1枠空く。ここにイタリア人ライダーであるフランチェスコ・バニャイアが加われば、チームとしてのマーケティング効果や士気の面でも大きなプラスになる。
2025年後半、RS-GPはマルコ・ベッツェッキの手でDucatiに接近できるパフォーマンスを発揮。マルケスやドゥカティ勢と真っ向勝負を演じる場面も多く、すでに“勝てるバイク”としての評価を得ている。問題はレース全体でのペースの維持、マシンの信頼性となるが、これがさらに改善されていけば、グリッド上で戦闘力の高いバイクの1台としての座は揺るがなくなるだろう。
チーム環境と人間関係
アプリリアはイタリアメーカーであり、マルコ・ベッツェッキはバニャイアの親友、VR46アカデミーの仲間でもある。2人はプライベートでも非常に親しく、共に戦うことでチーム内の調和が高まるのは間違いない。マルコ・ベッツェッキと共にオールイタリアンチームで戦える環境も魅力の1つだ。

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。







