
2026年インテルナツィオナリ・ディタリア・プロ・モトクロス選手権の開幕戦がサルディニア島アルゲーロで開催され、デスモ250 MXが記念すべき初表彰台を獲得した。ベッディーニ・レーシング・ドゥカティ・コルセ・ファクトリーMX2チームから参戦したフェルッチョ・ザンキがレース1で2位、レース2で6位に入り、総合3位を手にした。
週末は悪天候に悩まされ、特にタイムドプラクティスまで降り続いた雨により、ラッツァレット・トラックは深い砂と泥で覆われ、ライダーとマシンにとって厳しいコンディションとなった。
デスモ450 MXでMXGPクラスに出場したアンドレア・ボナコルシとカルビン・ヴラアンドレンは、それぞれ8位と9位でタイムドプラクティスを終えた。レース1では、ヴラアンドレンがスタートで出遅れ1周目を10位で通過。ボナコルシは他ライダーとの接触によりバイクにダメージを負い、リアブレーキを失った状態で17位から追い上げ、9位でフィニッシュ。一方ヴラアンドレンはマシントラブルによりリタイアとなった。
レース2ではヴラアンドレンが好スタートを切り、1周目8位で通過。しかし数周後にピットに戻りリタイア。ボナコルシは1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれ、他車との接触で右脚に強い衝撃を受けリタイアした。
アンドレア・ボナコルシ
「この開幕戦は本当に悔しいです。冬の間、バイクとのフィーリングはとても良かっただけに残念です。レース1ではスタートがあまり良くなく、1周目のうちに他のライダーと接触してリアブレーキとステップが壊れてしまいました。それでも再スタートして何周かはいいペースで走れたのですが、やはりリアブレーキなしでは速いライダーを抜くのが難しく、9位で終わりました。レース2ではスタートは良かったのですが、1コーナーで前のライダーがコントロールを失い、それにぶつかって足を踏まれました。バイクも損傷していたので、大事を取ってすぐに止める判断をしました。本当に悔しいですが、次に挽回したいです。」
カルビン・ヴラアンドレン
「初戦が終わりました。久々にレースの緊張感を味わえて嬉しかったです。今朝の走行もレース中もバイクのフィーリングはとても良かったのですが、マシンにいくつか問題が出てしまいリタイアとなりました。こういうデータを集めるためにこのレースがあるので、しっかり分析して次戦に向けて改善していきます。」
一方、MX2クラスに参戦したザンキとシモーネ・マンチーニの2人にとっては有意義な週末となった。ザンキはタイムドプラクティスでグループ7番手、レース1では好スタートを決めて3番手で1コーナーを通過。すぐさま2位に浮上すると、その後も上位陣とバトルを展開し、2位でフィニッシュ。レース2ではゴーグルの不調に苦しみつつも6位でゴールし、総合3位でキャリア初の表彰台を獲得した。
フェルッチョ・ザンキ
「シーズン最初の週末としては良いスタートになりました。予選ではコンディションが異常で少し苦戦しましたが、レース1では素晴らしいスタートが切れて、バイクのスタート性能の高さを証明できました。大きなミスもなく堅実に走れたと思います。レース2ではスタートがあまり良くなく、走行中にゴーグルに問題が出て後半は視界がかなり悪くなりましたが、それでも6位で終えることができました。チームとの初戦としては非常に前向きな結果です。まだまだこれからですが、良いスタートを切れました。」
マンチーニは9番手タイムからのスタートとなったが、レース1では第1ラップでクラッシュし最後尾に後退。その後20台近くを抜いて19位まで順位を回復し、2ポイントを獲得。レース2では15番手スタートから9位まで順位を上げるも、11位でゴール。長期のレース離脱明けとしては価値ある内容となった。
シモーネ・マンチーニ
「約7ヶ月ぶりのレースでスターティングゲートに立てたことが本当に嬉しかったです。久々のレースは精神的にも大きな経験でした。レース1ではスタートは悪くなかったのですが、2コーナーで他のライダーと接触して泥にハマってしまい、最後尾からのスタートになりました。それでも何台も抜いてポジションを上げられたので満足しています。レース2は15番手あたりのスタートで、9位まで上がりましたが、最終的には11位でフィニッシュしました。2レースとも内容は良く、次戦マンツァでの準備としては良いトレーニングになりました。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。