
ネスタン・ハスクバーナ・ファクトリー・レーシングは、2026年FIMモトクロス世界選手権に向け、新たな体制とともに挑戦を開始する。レッドブルが主要パートナーとして参画し、チームは刷新されたエネルギーと明確な目標を携えて、全20戦に及ぶグローバルなシーズンへ突入する。チーム名は従来のまま維持される一方、リバリーは大胆にアップデート。MXGPとMX2の両クラスで、これまで以上に勝利を強く意識した体制が整えられた。
2026年の最大のトピックは、MX2世界王者カイ・デ・ウルフのMXGPクラス昇格だ。MX2ではグランプリ優勝15回、レース勝利28回、表彰台40回、そして2024年の世界タイトルを獲得。満を持して最高峰クラスに挑み、将来的な表彰台、さらにはタイトル争いを見据えた長期的ビジョンを描く。
MX2では、リアム・エヴァーツが完全復活を果たす。2025年はシーズン中盤の負傷により厳しい戦いを強いられたが、万全のコンディションで2026年を迎える。これまでにMX2でグランプリ優勝6回、表彰台16回を記録しており、今季は一貫性とタイトル争いが明確なテーマとなる。
オフシーズンはヨーロッパ各地で集中的なテストを実施。スタートの鋭さ、レース後半のパフォーマンス向上、車体バランスの最適化に注力してきた。ハスクバーナFC250およびFC450ファクトリーエディションは、スピード、トラクション、そしてライダーの信頼感向上を軸に継続開発され、あらゆる路面条件に対応できる準備が整っている。
カレンダーも見どころに満ちている。開幕戦はアルゼンチンのバリローチェ。全5大陸、20戦を転戦する中で、南アフリカGPの復活や、英国の伝説的フォックスヒル・サーキットの再登場など、現代性と伝統が融合したシーズンとなる。
世界王者のステップアップ、復活を遂げたMX2タイトル候補、新たなパートナーシップ、そして史上屈指の多様性を誇るカレンダー。ネスタン・ハスクバーナ・ファクトリー・レーシングは2026年、明確な目標を掲げて世界の頂点に挑む。
カイ・デ・ウルフ
「ネスタン・ハスクバーナ・ファクトリー・レーシングとともにMXGPへステップアップできることを本当に楽しみにしていますし、この挑戦に向けて準備は整っていると感じています。MX2で過ごした数シーズンは、経験、自信、スピードのすべてを与えてくれましたし、冬の準備も非常に順調でした。MXGPのレベルが高いことは分かっていますが、トップで戦えると信じていますし、最初のゲートドロップから全力で挑むつもりです。積み上げを大切にしながらも、すぐに結果を狙っていきたいです」
リアム・エヴァーツ
「再び完全なコンディションに戻り、新シーズンに向けてとても高いモチベーションを感じています。昨年はケガもあって厳しい時期がありましたが、その経験が精神的に自分を強くし、成功への気持ちをさらに高めてくれました。冬の準備はとてもポジティブで、バイクの上でのフィーリングも良く、スピードにも自信があります。2026年の目標は明確で、毎週末表彰台を争い、シーズン序盤からチャンピオンシップバトルに加わることです」
ラスムス・ヨルゲンセン(チームマネージャー)
「2026年を迎えるにあたり、チームには大きな自信と期待があります。レッドブルを迎え入れたことは重要な新章であり、そこにカイのMXGP昇格、そしてリアムの完全復帰が加わり、非常に強力なラインアップが整いました。カイは最高峰で戦うためのスピードとメンタリティを持っていると確信していますし、MXGPのフロントで戦える存在です。MX2ではリアムがトップクラスの実力を何度も示してきましたし、昨季の経験を経て、これまで以上に高い意欲を持っています。目標は毎週末競争力を発揮し、勝利とタイトルに挑むことです」
ピット・バイラー(ハスクバーナ・モータースポーツ・ディレクター)
「2026年シーズンに向けたチームへの期待は非常に明確です。カイ・デ・ウルフがMXGPに昇格することで、チャンピオンを勝ち取るメンタリティを持ったライダーを最高峰クラスに送り出すことになりますし、彼はこのレベルにすぐ適応すると信じています。ここ数年の成長は目覚ましく、今回のステップはキャリアにおいて自然な流れです。MX2ではリアム・エヴァーツが、スピード、一貫性、そしてトップで戦うためのマインドセットをすでに証明しています。経験豊富で高いプロフェッショナリズムを持つチームに支えられ、2026年に世界タイトルを争う準備は整っています」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。