
MotoGP世界選手権第9戦「モンスターエナジー・グランプリ・オブ・チェコ」が、2026年6月19日から21日にかけてオートモトドローム・ブルノで開催される。ミシュランモータースポーツは、2025年に3種類ずつ用意していたフロント・リアのコンパウンドを、今年はそれぞれソフトとミディアムの2種類に絞り込んだ構成で臨む。2025年大会で新舗装路面の特性データを十分に収集できたことが、この判断の根拠となっている。
全長5.403kmのブルノサーキットは14コーナー(左6・右8)を擁し、激しい制動区間、方向転換、高速コーナー、強加速区間が連続する。最高点と最低点の標高差は73メートルに達し、カレンダー上でも屈指のアンジュレーションを持つコースだ。フロントタイヤには制動・コーナー進入時の安定性と精度が、リアタイヤには加速時のトラクション・一貫性・温度管理が求められる。リアタイヤは右コーナーが8つと左コーナー6つより多いことに対応し、右側を硬くした非対称トレッドを採用する。なお、2025年大会でのラップレコードはフランチェスコ・バニャイアが予選で記録した1分52秒303、レースラップレコードはマルク・マルケスが決勝15周目に記録した1分53秒691がそれぞれ保持している。
ピエロ・タラマッソ(ミシュランモータースポーツ二輪部門マネージャー)
「ミシュランのメンバー全員が、数シーズンぶりに戻ってくるブルノへの復帰を心待ちにしています。昨年の大会は特別なものでした。コースが完全に再舗装されており、新しい路面の特性に関するデータがほとんどなかったからです。念のため、フロントとリアにそれぞれ3種類のスペックを持ち込みました。」
「ハードタイヤは、路面が特に研磨性や攻撃性の高いものだった場合に備えたバックアップとして用意していましたが、実際にはそのような状況にはなりませんでした。路面は均一でスムーズ、バンプもなく、グリップレベルも良好で、ライダーたちはすぐに素晴らしいフィーリングを報告してくれました。」
「ソフトとミディアムのスペックは、プラクティス、予選、スプリント、グランプリを通じて成功裏に使用されました。日曜日はほぼすべてのライダーがフロント・リアともにミディアムを選択し、21周のレースを通じてグリップ・安定性・一貫性の非常に良いバランスをもたらしました。パフォーマンスレベルも目覚ましく、主要なラップレコードが更新されました。」
「収集したデータのおかげで、今年はフロント2種類・リア2種類というより精度の高い構成で戻ることができます。とはいえ、ブルノは依然として総合的な挑戦の場です。標高変化は大きく、スピードは高く、制動区間は厳しく、一部のコーナーは両タイヤに大きな負荷をかけます。天候にも引き続き注意が必要で、同じ週末に高温、低温、雨のいずれにも遭遇する可能性があります。昨年もウェットコンディションで走行しました。今回の構成は、あらゆる条件をカバーし、パートナーに最初から競争力のあるタイヤを提供できるものになっています。ブルノは中央・東ヨーロッパのファンをはじめ、イタリア、フランス、スペイン、ドイツからも多くのファンが訪れる非常に人気の高いイベントです。雰囲気はいつも格別です。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







