例年は少し苦戦するアッセンにおいて、今年は優勝が狙えるペースだというマルケス。暴れまくるマシンを手懐けるのに今週は特に苦労している様子。
Q
「これでポールポジションは75回目、今年2回目ですが、今回は難しい予選でしたね。」
マルク・マルケス
「ええ。確かにそうでした。そしてアッセンではMotoGP初のポールポジションです。そしてオースティンではポールを獲得しましたが、ペナルティで4番手スタートでしたから、今年ポールポジションからスタートするのはこれが初になります。今回は本当に良い形で走行出来ていて、特にFP4のリズムは素晴らしかったと思いますね。FP3も実に快適に走行出来ていました。このまま良い形で走行していきたいと思います。いつもはここは苦戦するんですが、今年はどうやら優勝争いが出来そうです。」
Q
「FP4のペースが良かったということですが、今回は異なるリアタイヤに関しても作業を行っていました。明日は既にタイヤチョイスを決めていますか?」
マルク・マルケス
「まだ色々なことを分析する必要があって、ウォームアップでも少し試してみる必要があります。リアもそうですがフロントに関して正直疑問に思っていることがあるんです。リアに関してはミディアム、ハードのどちらでも良いペースで走行出来ます。ですから、明日はどのタイヤが良いのかを判断していくことが重要です。」
Q
「昨日は多くのライダーにとってバイクの安定性が課題だったようですが、あなたはこの部分に関して何かしら改善ができたのでしょうか?」
マルク・マルケス
「バイクの安定感というのは、このサーキットを入るにあたって最も重要で最も実現が難しいものだと思います。というのも、ホンダのバイクも高速コーナーで非常に不安定で、FP1を走っている時はまるで雄牛に乗っているような感じでしたからね。ただ、ステップ・バイ・ステップで改善していて、現時点では仔牛くらいになりました(笑)これならなんとか乗りこなす事が出来ます。ただ明日もう少し改善出来るかどうかやってみます。」
Q
「明日の目標ですが、昨年は表彰台を獲得しチームにとっては優勝と同様の価値がありました。明日はいかがでしょう?」
マルク・マルケス
「明日はまずは表彰台獲得が最低限の目標です。ただ練習走行を見る限りでは優勝を狙えると思っていますので、状況をしっかりと分析してライバル達の状況を、そしてペースなどを分析していきますが、それとは別に自分は良いペースがあります。優勝を狙っていきますよ。」
(Photo courtesy of michelin)