ベンスナイダーは7列目、コルシは9列目から決勝へ挑む
アラゴンGP二日目の土曜日、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとシモーネ・コルシの両選手は初日の金曜日よりも着実に前進し、前日よりも速いラップタイムを記録しました。しかし、午後の予選で上位選手たちが走るQ2に食い込むには及ばず、ベンスナイダーは21番グリッド、コルシは26番グリッドから明日の決勝レースに臨むことになりました。
土曜日のモーターランドアラゴンは、早朝こそ路面が雨に濡れた状態でしたが、気象予報に反して好天に恵まれたことが功を奏して、Moto2クラスのフリープラクティス(FP)3回目が行われる時刻にはドライコンディションになっていました。しかし、雨の影響でラバーが洗い流されてしまったため、グリップ状態は前日までとはかなり異なる状態でした。
FP3でベンスナイダーとコルシは金曜のラップタイムを更新し、特にベンスナイダーはQ2進出まで僅差に迫る好内容のセッションでした。午後の予選Q1で、気温は27°Cまで上昇し、コンディションはまたしても大きく一変しました。ベンスナイダーはセッション序盤に4番手以内のポジションにつけ、Q2進出を果たすかとも見えましたが、終盤にかけてさらなるラップタイム更新を果たすことができず、1分53秒346のタイムでQ1の7番手、クラス総合では21番手になりました。コルシもセッション序盤に、自己ベストとなる1分53秒782を記録。Q1の12番手、全体では26番手という順位になりました。日曜のアラゴンGP決勝レースは現地時間午後2時30分(日本時間午後9時20分)にスタート。全21周で争われます。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
コメントー(予選21番手:1分53秒346)
「今日の走行では、課題の振動を消し込むセットアップを見つけることができなかったのが残念だ。ラップタイムはまずまずだったけれども、Q2に進出するほどではなかったので、それが悔しいね。でも、本番は明日だから、午前のウォームアップで何かいいものを見つけて、決勝レースでは全力で戦うよ」
シモーネ・コルシ選手(ゼッケン24)
コメントー(予選26番手:1分53秒782)
「今日の予選は厳しくて、バイクのフィーリングがいまひとつだったので、思ったように走ることができなかった。明日はスタートを決めて序盤でできるだけたくさんの選手をオーバーテイクし、いい結果を得られるように力いっぱいがんばるつもりだ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)