予選ではファビオ・クアルタラロの後ろを走って4番グリッドを獲得したアレイシ・エスパルガロだったが、本人も予想していたように決勝ではペースを維持できずに10位での完走となった。もともとレースペースには期待していなかったものの、KTMと比較した際のトラクションには驚きを隠せないようだ。
トラクションと加速性の改善が必要
アレイシ・エスパルガロ
「アプリリアのRS-GPはトラクションと加速性の改善が必要で、コーナリングスピードの改善も重要です。ウインターテストではこれは問題にならなかったんです。しかしヘレスではフロントブレーキをリリースした後のコーナリングスピードが足りないと感じました。」
「それ以外ではKTMのバイクと比べると加速性がまるで別次元ですね。数年前Ducatiがオーストリアでとてつもない速さでしたけど、その時の衝撃以上です。ミゲル・オリヴェイラ、ブラッド・ビンダー、ポルに抜かれた時に感じたのは、まるでMotoGPバイクと一緒に走るMoto2バイクのようだという感触です。」
「ブルノは常にアプリリアにとって難しいトラックでした。過去3年間苦戦を続けていますから、3位のライダーと6秒〜10秒離されたとしても、そう悲観するものではありません。いずれにしても、予選の際に感じたように前を行くライダー達にレースでついていくのは全くもって不可能でした。」
「バイクが望んだように曲がってくれず、サーキットのいろいろな部分でタイムを失うことになりました。当然ながら、予選で100%以上の性能を発揮することと、決勝でも同様に性能を発揮することは別物でしたね。」
(Source: aprilia)
(Photo courtesy of michelin)