マルク・マルケスとかつてタイトル争いをし、MotoGPのキャリア最後にはチームメイトとして共にホンダで戦ったホルヘ・ロレンソ。負傷前は最強の選手であった彼と渡り合ったロレンソは、2020年のチャンピオンのジョアン・ミル、2021年チャンピオンのファビオ・クアルタラロ、2022年チャンピオンのフランチェスコ・バニャイアについて、マルクと比較するとマルクこそがベストライダーだと語る。[adchord]
ホルヘ・ロレンソ
「2020年から2022年におけるチャンピオンの中で、誰のタイトルが最も価値があったかを答えるのは難しいですね。自分が思う現時点のベストライダーはマルク・マルケスなんです。マルク不在の3年間ですから、彼らのタイトル争いはさほど難易度は高くなかったと思います。100%のマルクがトラックにいたとしたら、間違いなく3つのタイトルのうち1つは結果が変わっていたでしょう。」
「3つのタイトルをマルクが獲得していたかどうかはわかりませんが、マルクが100%の状態で参戦していたとしたら、マルクが3年間タイトルを獲得していても不思議ではなかったと思います。彼は未だにテクニック、フィジカル面でベストライダーです。」
「現時点ではフィジカル面、メンタル面では不幸なアクシデントの結果でベストとは言えませんが、彼は唯一転倒を恐れない選手です。これが悪い方向に作用することもありますが、うまい方向に噛み合うと素晴らしい才能です。若手が成長していることでマルクと若手の差は縮まっていますが、マルクが100%の状態になり、ホンダが彼を助けてくれれば、彼は再び優勝を重ね、タイトルを獲得するようになるでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)