FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の第2戦は路面コンディションが多くの選手にとって足枷となったインドネシアのマンダリカ・サーキットで終了。レース2もスーパーポールレース同様にレッドフラッグが提示される波乱の展開となった。

レースは8周目にファン・デル・マークとエッテルが絡む事故が発生したことでレッドフラッグとなる。リスタートされたレースは残り14周で争われ、マイケル・ルーベン・リナルディは後方で発生したバトルの影響もあってトップでレースを進める。

アルヴァロ・バウティスタはトプラック・ラズガットリオグルとの2位争いで前に出られない展開が続いたが、トプラック・ラズガットリオグルを抜いた後は、前を走るチームメイトに照準を合わせて追い上げを開始。その時点では1秒以上の差があったものの、コーナリングスピードで明らかにチームメイトを上回るバウティスタは、13周目のターン10でチームメイトを交わしてトップに浮上。

アルヴァロ・バウティスタはそのまま走りきって優勝を手にした。一方のマイケル・ルーベン・リナルディはバウティスタに抜かれた後にミスをしてしまい、トプラック・ラズガットリオグル、シャビ・ビエルへに抜かれたことで表彰台を逃すレースとなった。

これで2位にトプラック・ラズガットリオグル、3位に初表彰台となったビエルへ、4位マイケル・ルーベン・リナルディ、5位ロカテリ、6位ダニーロ・ペトルッチ、7位は体調不良をおして走りきったレミー・ガードナー、8位バッサーニ、9位レクオナ、10位スコット・レディングとなった。なお、ジョナサン・レイはラインを外したことで転倒、リタイアとなった。