Ducatiのアルヴァロ・バウティスタは、日曜日のスーパーポールレースでは転倒、レース2では優勝を果たし、インドネシアで2勝を達成した。スーパーポールレースで転倒したことで、レース2では10番手スタートからのレースとなったものの、SCXタイヤで4位まで順位を上げてレースがレッドフラッグとなる。

その間にタイヤをSC0に変更し、14周の再スタートを切った。バウティスタは表彰台圏内に上がるとチームメイトを追い詰めて優勝争いを展開。13周目のターン10でチームメイトを抜いてトップに立つと、そのままレースを優勝した。

アルヴァロ・バウティスタ

リナルディに追いつけると思っていなかった

「レース2では10番手からスタートするのは簡単ではありませんでした。このトラックはグリップが良いラインが1本しかないので、オーバーテイクが非常に難しいんです。レッドフラッグ後のレースは4番手スタートでしたから、これが良かったと言えます。」

「中断後はソフトタイヤの本数がなくて、リアはハードタイヤで走行せざるをえませんでした。その時点で残っていたのは2周走ったハード、8周走ったソフトだったんです。序盤は冷静になろうと走行していて、前を行くリナルディが良い参考になりました。しかしターン1でミスをしたことでリナルディとの距離が開いてしまいました。」

「追いつけるとは思っていませんでしたが、オーバーテイクする際も、彼に大きな危険がないように慎重に走り、そのために仕掛けるのを2、3周待っていました。難しいスタートを切った日曜でしたが、そこからしっかりと挽回して強さを証明することが出来ましたね。」

(Photo courtesy of Ducati)